概要

英国映画テレビ芸術アカデミーが主催する第65回英国アカデミー映画賞は、2012年2月12日にロイヤル・オペラ・ハウスで、ロンドンにて開催された。一般にBAFTAと呼ばれるこの授賞式は、前年の映画における功績をたたえるもので、国際的な授賞シーズンの中でも注目される行事の一つとなっている。公式情報は、その年のBAFTAページである第65回BAFTAにまとめられている。

授賞式と司会

長年の司会者であるスティーヴン・フライが再び司会を務め、番組におなじみの語り口と雰囲気をもたらした。授賞式は、レッドカーペットでの到着、短い映像クリップ、各賞の発表、受賞スピーチというおなじみの形式で進行し、その年に注目を集めた技術スタッフや映画制作者への敬意も盛り込まれた。

主要受賞作とノミネート

フランス制作のサイレント風作品『アーティスト』がこの夜をリードし、12のノミネートを7部門の受賞へと結びつけ、作品賞と監督賞という最重要部門も獲得した。英国のスパイ映画『裏切りのサーカス』は英国作品賞に選ばれ、BAFTAが国内作品と国際作品の双方に目を向けていることを示した。これらの結果は、その年の他の賞レースの流れとも重なり、独自性の強いインディペンデント作品と、確かな英国の職人技の双方を際立たせた。

  • 開催日:2012年2月12日
  • 会場:ロイヤル・オペラ・ハウスロンドン
  • 司会:スティーヴン・フライ
  • 最多ノミネート:『アーティスト』(12部門)
  • 最多受賞:『アーティスト』(7部門)
  • 英国作品賞:『裏切りのサーカス』

背景と反響

BAFTAは、英国映画を祝う国内的な祭典であると同時に、より広い賞レースの動向を占う重要な指標とも見なされている。第65回の授賞式では、『アーティスト』のような、ほとんど無声で白黒の作品が国際的な注目と批評家の支持を集めうることが示され、一方で英国の文学や歴史に根ざした作品は、プロダクション面の完成度やアンサンブル演技で評価を受けた。報道や業界の反応では、他の国際的な賞に先立って作品の評価を高める役割が強調された。

その後

この年の受賞者とノミネート作品は、その後も賞戦略や、規模は小さくても様式的に大胆な作品が世界の舞台でどれだけ可視化されるかを論じる際に引用され続けた。第65回BAFTAは、芸術的達成をたたえるという目的と、英国映画産業の固有の貢献を示すという目的の両方を改めて打ち出した。