概要
7世紀は601年から700年までを含む。この時代は、ユーラシアの広い範囲とその周辺を大きく作り変えた移行期として記憶されている。長く続いた帝国は内部の緊張と外部からの挑戦に直面し、新たな宗教や政権が現れて、交易、行政、文化生活を変化させた。
政治と戦争
この世紀には、ビザンツ帝国とササン朝の最終的な戦争が起こり、ササン朝は姿を消した。アラビア半島では、預言者ムハンマドの生涯と初期イスラム政体の急速な拡大によって、正統カリフ時代、続いてウマイヤ朝のカリフ政権が成立した。ヘラクレイオス帝のもとでのビザンツ帝国の立て直しと、その後の辺境支配の変化は、北アフリカから中央アジアに至る新しい政治地図を生み出した。
東アジアと朝鮮・日本の諸地域
東アジアでは、短命に終わった隋の後を唐が継ぎ、その制度と文化が中国の影響力を強めた。朝鮮半島では、新羅が唐の支援を受けて地域の大部分を統合し、日本では飛鳥時代と大化の改新が中央集権的な統治モデルと仏教の広がりを促進した。
宗教・社会・文化
7世紀は、主要な世界宗教の広がりにとって重要な時代である。イスラム教は国家宗教となり、アラビア語と行政の媒体としても機能した。仏教は東アジア各地で広がり続け、各地の事情に合わせて変化した。西ヨーロッパでは修道制が学問を保存し、ウィットビー教会会議や他の教会会議がブリテン諸島のキリスト教実践を形作った。
主な出来事
- イスラムによる急速な征服とカリフ支配の成立。
- ササン朝の滅亡と近東における領域再編。
- 中国における唐王朝の成立と体制の確立。
- 初期中世ヨーロッパにおける政治的分裂と宗教的統合。
- 古典期マヤ地域などで続く文化的繁栄。
総じて、7世紀は、行政・宗教・言語に関する諸パターンを定着させ、中世世界を形づくり、複数の大陸にまたがって後世の世紀へ影響を及ぼした。