アーサー・クリストファー・オーム・プラマーCC(1929年12月13日 – 2021年2月5日)は、カナダの舞台、声優、テレビ、映画俳優である。トロント出身。キャリアは舞台を基盤としており、特にStratford Festival(ストラトフォード・フェスティバル)でのシェイクスピア作品をはじめとする舞台での活動で国際的に知られるようになった。
経歴
プラマーは舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、1950年代以降、舞台・テレビ・映画と幅広く活躍した。映画デビューは1958年のStage Struckで、以降数多くの映画に出演した。1965年のサウンド・オブ・ミュージックで演じたキャプテン・フォン・トラップ役は特に広く知られる代表作となった。
舞台では古典から現代劇まで幅広い役をこなし、演劇界で高い評価を得た。映像作品では、ドラマ、コメディ、サスペンス、アニメーション作品など多様なジャンルで存在感を示した。声優としてはピクサー作品などでも声の出演を行っている。
受賞とノミネーション
晩年の代表的な受賞として、2012年のビギナーズでの演技によりアカデミー賞(助演男優賞)を受賞した。さらに2017年のオール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールドでの演技によりアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、当時88歳で最年長のノミネート者となった。
また舞台での功績によりトニー賞など演劇界の主要な賞を受けており、カナダにおいては国家的栄典であるOrder of Canadaの最高位(Companion, C.C.)に選ばれている。
主な作品(抜粋)
- Stage Struck(1958) — 映画デビュー作
- サウンド・オブ・ミュージック(1965) — キャプテン・フォン・トラップ役
- The Night of the Generals(1967) — 戦争ドラマ
- The Return of the Pink Panther(1975) — コメディ映画
- Up(2009) — ピクサー映画(声の出演)
- The Last Station(2009) — 歴史ドラマ(評価を受けた演技)
- ビギナーズ(2010) — アカデミー賞助演男優賞受賞作
- オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(2017) — アカデミー賞助演男優賞ノミネート作
人物と遺産
プラマーはその長いキャリアを通して、舞台俳優としての確かな技術と幅広い役柄への適応力で国際的な評価を築いた。映画・舞台・テレビの垣根を越えて活躍し、多くの世代の俳優や観客に影響を与えた。2021年に死去したが、残した作品群は演劇・映画史における重要な遺産となっている。

