本文へ移動

ハロルド・ラーム — イエズス会司祭・地域活動家(1919年–2019年)

ハロルド・ラームは、テキサス州エルパソでギャングや都心部の若者への支援に取り組み、後にブラジルのカンピーナスで薬物依存症の予防と治療に携わったイエズス会司祭。

概要

ハロルド・ジョセフ・ラーム(Harold Joseph Rahm、1919年2月22日–2019年11月30日)は、イエズス会(Society of Jesus)に属したローマ・カトリック司祭である。彼の司牧活動は、宗教的奉仕と継続的な社会活動を結び付けるものだった。社会の周縁に置かれた若者への働きかけ、ならびに貧困、暴力、物質使用に対応する地域プログラムの創設・支援によって広く知られるようになった。初期には米国で活動し、後年はブラジルで、依存症の予防とリハビリテーションに長年取り組んだ。

画像ギャラリー

2 画像

エルパソでの活動

ラームは米国では、テキサス州エルパソで数十年にわたり奉仕し、ギャングに関わる若者や危険にさらされた若者に働きかける手法を発展させたことで最もよく知られている。彼の活動は直接的な関与を重視し、若者が集える安全な場所の提供、レクリエーションおよび教育活動の企画、司牧的カウンセリングの実施を行った。これらの取り組みは、暴力を減らし、犯罪行為に代わる選択肢を生み出し、若者を学校、仕事、支援的な大人と結び付けることを目指した。プログラムは実際的な支援に霊的ケアと地域づくりを組み合わせたものだった。

ブラジルでの活動

エルパソでの活動後、ラームはカンピーナスへ移り、薬物依存症の予防と治療に力を注いだ。ブラジルでは、アウトリーチ、職業訓練、地域センター、保健・社会サービスとの連携という同様の原則を採用しつつ、地域のニーズと公衆衛生の枠組みに合わせて活動を適応させた。後半生の数十年は主に、依存症に対する地域基盤の対応策の発展と、回復を支えるネットワークへの支援に費やされた。

手法とプログラム

  • 若者との信頼関係を築くための地域アウトリーチと路上での司牧活動。
  • 生活の枠組みと技能を提供するレクリエーションおよび教育プログラム。
  • カウンセリング、職業指導、治療への紹介などの支援サービス。
  • 地域組織、ボランティア、公的機関との協働。

遺産と意義

ラームの生涯は、信仰と実践的な社会活動を統合する司牧の一つのモデルを示している。北米と南米の両方で脆弱な立場にある人々へ長期的に献身し、異なる文化的・制度的状況に地域レベルの対応を適応させた人物として記憶されている。また、都市における司牧活動と、公衆衛生を志向した依存症対策に聖職者が関与した代表的な例でもあった。

彼が属したイエズス会の伝統については、イエズス会の概要を参照。米国での司牧活動の背景については、エルパソの地域史を参照。後年の活動については、カンピーナスおよびブラジルの社会プログラムに関する資料で確認できる。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com ハロルド・ラーム — イエズス会司祭・地域活動家(1919年–2019年)

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/120338

共有

出典