ジェームズ・スチュアート・"ジム"・ギルモア3世(1949年10月6日生まれ)は、アメリカの政治家。2019年7月から欧州安全保障協力機構の米国大使を務めている。1998年から2002年まで第68代バージニア州知事を務めた。共和党に所属している。
ギルモアは2008年に米国大統領選に出馬しましたが、予備選でジョン・マケインに敗れました。ギルモアは、2015年7月30日に、自身の 20162015年7月30日にアメリカ合衆国大統領選挙運動を開始しました。2016年2月12日に世論調査の数字が悪く、撤退した。
2018年11月、ギルモアはドナルド・トランプ大統領に指名され、欧州安全保障協力機構米国代表部の米国代表を務めました。同氏の指名は、2019年5月23日、米国上院の音声投票により承認されました。
経歴と政治経歴(概略)
ギルモアは長年にわたりバージニア州の共和党内で活動し、州政界で重要な役職を歴任しました。代表的な経歴は次のとおりです。
- 1994年–1998年:バージニア州司法長官(Attorney General)を務め、州法の執行と法的助言に関与。
- 1998年–2002年:第68代バージニア州知事。州政のトップとして財政・税制・治安・経済政策に携わる。
- 2008年、2016年:共和党大統領予備選に立候補。いずれも本選の指名を得るには至らなかった。
- 2019年:トランプ大統領による指名を経て、欧州安全保障協力機構(OSCE)に対する米国代表(大使)として着任。
知事在任中の主な政策と実績
知事としての在任期間中、ギルモアは以下のような分野に重点を置きました。
- 減税と財政改革:選挙公約として自動車の所有税(パーソナル・プロパティ税)に関する減税を掲げ、税負担の軽減や規制の見直しを訴えました。
- 経済振興:ビジネス環境の改善と雇用創出を重視し、企業誘致や規制緩和に注力しました。
- 治安対策:刑事政策や治安維持に関する厳格な立場を採り、刑罰強化や刑務制度の見直し等を支持しました。
大統領選出馬(2008年・2016年)
ギルモアは2008年の共和党予備選に参加しましたが、他候補に比べて支持基盤が小さく、十分な支持を得られませんでした。2015年7月30日に2016年大統領選への立候補を表明しましたが、予備選序盤で支持率が伸び悩んだため、2016年2月12日に撤退を表明しています。選挙戦では経済政策や国家安全保障などを訴えましたが、複数の知名度の高い候補がいる中で有力な支持を固めることはできませんでした。
OSCE米国代表としての役割
欧州安全保障協力機構(OSCE)はヨーロッパを中心に安全保障・民主主義・人権・選挙監視などの活動を行う国際機関です。ギルモアが務める米国代表の役割は、米国の立場をOSCEで伝え、加盟各国と協力して地域の安全保障や人権問題、選挙監視などに関する政策調整を行うことです。上院承認は2019年5月23日の音声投票で行われ、以後職務に就いています。
その後の活動と私生活
州知事退任後、ギルモアは共和党内外での活動、講演、コンサルティング、政策提言などを続けてきました。公職復帰や連邦レベルでの活動を模索する中で、2016年の大統領選出馬や2019年からの外交的任務へとつながっています。公的な場では保守的な政策立案者として発言することが多く、国家安全保障や経済政策に関する意見を示すことが多いです。
私生活については公的情報が限られますが、政治家としての活動の傍らで家族や地元とのつながりを重視してきたとされています。
評価と論点
ギルモアは保守派の立場から税制改革や治安強化、ビジネス優先の経済政策を掲げてきたため、支持者からは「財政再建志向」「治安重視の実務派」と評価される一方、減税が公共サービスや教育予算に与える影響を懸念する声や、対外政策・外交手腕についての評価は分かれています。OSCE代表としての任務は、国内政治での経歴と外交経験を結び付ける機会となっています。