松山 公紀(まつやまみのり、Matsuyama Kiminori)は、日本の経済学者。ノースウェスタン大学経済学部教授、2018年12月より東京財団政策調査会最高科学顧問[1]。 キヤノングローバル戦略研究所国際シニアフェロー[2]。 1996年に日本経済学会中原賞を受賞、1999年に計量経済学会フェロー、2011年に経済理論振興会フェロー[3]に選任される。

職歴と公的役職

  • ノースウェスタン大学経済学部教授として長年にわたり教育・研究に従事。
  • 日本の政策シンクタンクや研究機関の上級顧問・フェローとして政策提言・審議に参加。特に東京財団政策調査会やキヤノングローバル戦略研究所などでの役割が知られる。
  • 国際学会や研究ネットワークでの活動にも積極的で、学術会議での招待講演や査読付き論文の発表を通じて国際的評価を得ている。

研究分野

松山氏の研究はマクロ経済学・経済成長理論を中心に、以下の領域を包含します。

  • 経済成長と技術進歩の理論化
  • 所得分配・不平等と成長の相互作用
  • 産業構造の変化(セクターシフト)と消費パターンの発展
  • 国際貿易・グローバリゼーションが国内経済に与える影響
  • 複数均衡や自己強化的メカニズム(経済がある状態に留まる/別の状態に移る理由)

主要な業績(概説)

松山氏は、単に経済成長率を説明するにとどまらず、成長過程で生じる格差や消費構造の変化を理論的に結びつける研究で知られています。代表的な貢献は次の点にまとめられます。

  • 需要側(消費者行動)と供給側(技術進歩・資本形成)を同時に扱い、質的に異なる成長パスや長期停滞を説明する枠組みの提示。
  • 産業間の構造変化がマクロ成長や雇用・所得分配に与える影響に関するモデル化。
  • グローバル化や技術変化が一部の国・地域で高成長をもたらす一方、他で停滞や分断を生むメカニズムの解明。

受賞・栄誉

  • 日本経済学会中原賞(1996年)など国内外での学術的評価を受ける。
  • 計量経済学会フェロー(1999年)、経済理論振興会フェロー(2011年)など、学術団体からの選出。
  • 学術誌や国際会議での招待講演、査読委員としての貢献も多数。

教育と後進の育成

大学院生・若手研究者の指導にも力を入れており、理論経済学・応用マクロ経済学の分野で多くの博士課程学生を指導してきました。研究セミナーや集中講義を通じて、次世代の研究者育成にも寄与しています。

政策への関与と社会的影響

学術研究だけでなく政策助言やメディアを通じて、経済成長・格差・国際化に関する知見を社会に還元しています。政策形成過程における理論的知見の提供や、公共討論への参加を通じて幅広い影響を与えています。

参考と追加情報

詳細な業績リストや論文・著作については所属機関のプロフィールや学術データベースを参照してください。公的プロフィールには受賞歴、論文一覧、講義情報などが掲載されています。