概要

ピクサー・アニメーション・スタジオは、コンピューター生成画像(CGI)を用いた劇場公開長編映画で知られるアメリカのアニメーション・スタジオである。1995年の『Toy Story』以降、フルCG長編の普及をけん引し、視覚的な革新、感情の深さ、家族向けの幅広い魅力をあわせ持つ作品群で知られるようになった。多くの作品はウォルト・ディズニー・カンパニーと提携して配給されている。

長編映画の公開順一覧

  • 1995年 — Toy Story
  • 1998年 — A Bug's Life
  • 1999年 — Toy Story 2
  • 2001年 — Monsters, Inc.
  • 2003年 — Finding Nemo
  • 2004年 — The Incredibles
  • 2006年 — Cars
  • 2007年 — Ratatouille
  • 2008年 — WALL·E
  • 2009年 — Up
  • 2010年 — Toy Story 3
  • 2011年 — Cars 2
  • 2012年 — Brave
  • 2013年 — Monsters University
  • 2015年 — Inside Out
  • 2015年 — The Good Dinosaur
  • 2016年 — Finding Dory
  • 2017年 — Cars 3
  • 2017年 — Coco
  • 2018年 — Incredibles 2
  • 2019年 — Toy Story 4
  • 2020年 — Onward
  • 2020年 — Soul
  • 2021年 — Luca
  • 2022年 — Turning Red
  • 2022年 — Lightyear(Toy Storyのスピンオフ)
  • 2023年 — Elemental
  • 2024年 — Inside Out 2

特徴と繰り返し登場する要素

ピクサー作品は、子どもだけでなく大人にも響く感情的に複雑な物語で高く評価されることが多い。主なテーマには、アイデンティティ、家族、記憶、友情、喪失がある。視覚面では、レンダリング、ライティング、キャラクター・アニメーションの技術を押し進めてきた。また、多くの公開作にはオリジナル短編が併映され、制作者が新しい発想や技術を試す場にもなっている。

歴史と制作の手法

ピクサーは、ルーカスフィルムのグラフィックス・グループとして始まり、その後独立企業となり、のちに配給でディズニーと提携した。『Toy Story』の成功は、長編CGI映画の実現可能性を示した。スタジオは2000年代半ばにウォルト・ディズニー・カンパニーの一部となり、その後はオリジナル作品と続編、スピンオフの両方を展開してきた。特徴的な社内手法として、ブレイントラストと呼ばれる定期的な相互批評の過程があり、制作中に監督や脚本家が率直な意見を出し合う。

遺産と影響

ピクサーは、アニメーション業界と大衆文化に長く残る影響を与えてきた。同スタジオの作品は批評的評価、業界賞、そして幅広い商業的成功を得ている。劇場公開作品にとどまらず、ピクサーの物語づくりと技術的進歩はスタジオの制作手法にも影響を与え、テーマパークのアトラクションの着想源となり、独創性、シリーズ化、そして主流映画におけるアニメーションの役割をめぐる議論にもつながっている。