Crocodile Dundee(アメリカでは "Crocodile "Dundeeと表記)は、1986年に公開されたオーストラリア・アメリカのロマンティック・コメディ・アドベンチャー映画です。オーストラリアのアウトバックとニューヨークを舞台にした作品です。主演はポール・ホーガンとリンダ・コズロウスキー。
概要
監督はピーター・フェイマン(Peter Faiman)。脚本はポール・ホーガンらによるもので、主人公ミック・"クロコダイル"・ダンディーは実在のクロコダイル・ハンターの影響を受けたキャラクターとして作られました。制作費は1,000万ドル以下に抑えられ、手頃な予算で国際的に大ヒットを記録しました。
あらすじ
オーストラリア奥地でワイルドな生活を送るクロコダイル・ハンター、ミック・ダンディー(ポール・ホーガン)。ある日、アメリカ人の女性記者スー・チャールトン(リンダ・コズロウスキー)が彼を取材するためにやってくる。ふたりはやがて親しくなり、スーはニューヨークへ戻るが、ミックは都会での生活や人間関係に戸惑いながらも、自分らしさで困難を切り抜け、都市とアウトバックという文化の衝突と理解を描く。ユーモアとロマンス、アドベンチャーがバランスよく配された作品です。
制作・キャスト
- 主演:ポール・ホーガン(ミック・ダンディー)、リンダ・コズロウスキー(スー・チャールトン)
- 監督:ピーター・フェイマン
- 脚本:ポール・ホーガンほか(実際の制作には複数の脚本家が関わっています)
- 撮影はオーストラリアの自然風景とニューヨーク市内で行われ、作品の対比的な雰囲気を強調しています。
評価と興行収入
公開当時、この映画は観客に広く受け入れられ、国際的に大成功を収めました。世界興行収入は約3.28億ドル、アメリカ国内でも約1.75億ドルを稼ぎ、1986年の興行成績では上位に入る作品となりました。手ごろな制作費で高い収益を上げた例としてしばしば取り上げられます。
作品は批評家や観客からは賛否両論ながらも、特にポール・ホーガンの演技と作品に含まれるユーモア、オーストラリア文化の描写が評価されました。また、脚本はアカデミー賞(オリジナル脚本賞)にノミネートされるなど、賞レースでも一定の注目を受けました。
バージョンと続編
この映画にはオーストラリア版とアメリカ/インターナショナル版の2つのバージョンが存在します。アメリカ版ではオーストラリア特有のスラングが分かりやすく置き換えられ、上映時間も若干短く編集されています。
続編としてクロコダイル・ダンディーII(1988年)とクロコダイル・ダンディー・イン・ロサンゼルス(2001年)が制作され、主人公ミックの冒険はその後も描かれました。
文化的影響
「That's not a knife — that's a knife.(それはナイフじゃない、こっちはナイフだ)」などのセリフや、ミックの帽子やナイフなどのビジュアルは象徴的になり、1980年代のポップカルチャーに大きな影響を与えました。また、本作はオーストラリア旅游の注目を集め、国際的にオーストラリア文化やアウトバックへの関心を高めました。
本作はコメディとロマンス、冒険を融合させた作品として、1980年代の代表的なハートウォーミングなヒット作の一つに数えられます。