トム・コットン(1977年生)|アーカンソー州選出の共和党上院議員

トム・コットン(1977年5月13日生まれ)は、アーカンソー州選出の連邦上院議員の一人で、米国共和党所属の政治家である。コットンは2015年1月3日から上院議員に就任しており、2013年から2015年までアメリカ合衆国下院に在籍していた(下院議員としてはアーカンソー州第4選挙区を代表)。2014年の上院選挙では現職の民主党上院議員マーク・プライヤー(Mark Pryor)を破って当選した。

コットンは1977年5月13日、アーカンソー州ダーダネルで生まれた。ハーバード大学で学士号を取得したのち、アメリカ陸軍に入隊し士官として従軍した経験がある。陸軍での勤務中にイラクやアフガニスタンへの派遣経験を持ち、軍事や国防に関する問題を公職での重要課題と位置づけている。

私生活ではジェイミー・ガードナー(Jaime Gardner)と結婚しており、二人の間には子供が一人いる。

一部報道では、2016年1月にコットンが現職の米国上院議員として初めて、米国大統領選のバーニー・サンダースを支持したと伝えられたが、これは誤報であり事実ではない。コットンは党派的に保守的な立場から共和党候補者を支持している。

上院での活動は主に国家安全保障、軍事、移民、法務・司法、外交政策に重点を置いており、保守派の立場から強硬な安全保障政策や厳格な移民取り締まり、経済政策の自由化などを支持してきた。2015年には他の共和党上院議員とともにイラン核合意に対して警告する書簡をイラン指導部に送ったことでも注目を集めた。

主な論点・経歴(要点):

  • 出生:1977年5月13日、アーカンソー州ダーダネル
  • 学歴:ハーバード大学卒業
  • 軍歴:アメリカ陸軍で士官として従軍(海外派遣経験あり)
  • 下院:2013–2015年にアメリカ合衆国下院議員
  • 上院:2015年1月3日より上院議員(2014年選挙で当選、以後活動)
  • 政治的立場:国家安全保障や治安、移民政策で強硬な保守派

コットンは議会活動や公の発言を通じて頻繁に注目を集める人物であり、支持者からは強い国家防衛観と規律ある政策推進を評価される一方、批判者からは過激と評されることもある。今後も上院で主要な安全保障・外交の論争に関与していくことが予想される。


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