エドワード・スティーブン・フィリップ・シャックEdward Steven Phillip Shack, 1937年2月11日 - 2020年7月25日)は、愛称を「ザ・エンターテイナー」、また「ザ・ノーズ」とも呼ばれたカナダ出身のプロアイスホッケー選手。1959年から1975年にかけてナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)でプレーし、6つのクラブに所属する中で強烈な個性とファイトぶりでファンに愛された。キャリアの約8シーズン半をトロント・メープルリーフスで過ごし、1962年、1963年、1964年、1967年の4度にわたりスタンレーカップを制した。

経歴

オンタリオ州のグレーターサドベリーで生まれ育ったシャックは、幼少期から地元でホッケーに親しみ、ジュニアを経てプロの世界に進出した。NHLでは主に突進力とアグレッシブなプレーで知られるフォワードとして起用され、得点だけでなく、チームに流れを呼び込む働きや対戦相手をかき乱す役割でも重要な存在となった。

プロとしてプレーした主なチームは以下のとおりである:

  • トロント・メープルリーフス — キャリアの大半を過ごし、4度のスタンレーカップ優勝に貢献。
  • ニューヨーク・レンジャーズ
  • ボストン・ブルーインズ
  • ロサンゼルス・キングス
  • バッファロー・セイバーズ
  • ピッツバーグ・ペンギンズ

プレースタイルと人柄

シャックはパワフルでハードヒットをいとわないプレースタイルと、リンク外での陽気さ、ファンを楽しませる振る舞いで知られた。ニックネームの「ザ・エンターテイナー」は彼の愛嬌あるパフォーマンスや観客を沸かせる言動から、「ザ・ノーズ」は特徴的な顔立ちに由来するとされる。試合中は相手を苛立たせるプレーも辞さない“アジテーター”としての側面があり、チームメイトや観客からの人気も高かった。

引退後と遺産

現役引退後もシャックはホッケー界やファンの間で語り継がれる存在となった。陽気で人懐っこいキャラクター、そして複数回のスタンレーカップ制覇により、特にトロントのホッケー文化に強い印象を残している。プロ選手としての功績だけでなく、リンク外でのエピソードやメディア露出を通じて幅広い世代に親しまれた。

晩年と死去

シャックは晩年、病気と闘っていたが、2020年7月25日にトロント市内の病院で喉の癌のため83歳で亡くなった。彼の死はホッケー界やファンに衝撃を与え、多くの関係者や旧交のある選手から追悼の言葉が寄せられた。シャックは華やかなプレースタイルとユニークな人柄で記憶され続けている。