イギリス国鉄13形:マスター・アンド・スレーブ方式の入換機改造
1965年、ティンズリー操車場でのハンプ入換に必要な高い牽引力を得るため、08形機関車2両を恒久的に連結して製作されたマスター・アンド・スレーブ方式の入換用編成。
イギリス国鉄13形は、単一の新しい機関車形式ではなく、特定の操車場運用上の必要を満たすために1965年に導入された改造方式である。ティンズリー操車場では、長い貨車群をハンプ越しに移動させるため、より大きな接着重量と牽引力が求められた。大型で剛性の高い入換機を新造する代わりに、技術者は小型入換機2両をマスター・アンド・スレーブ編成として恒久的に連結した。これにより、ハンプ上で車体下部を接触させることを避けながら、必要な出力を確保した。
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3 画像設計と主な特徴
13形の各編成は、標準的な操車場用入換機2両で構成された。改造元となった機関車は、よく知られた08形系列に属していた。一方の車両は完全な制御装置を備える「マスター」とされ、もう一方は「スレーブ」として運転台が撤去された。両車の台枠には、車輪とレール間の粘着を増すための追加バラストが搭載された。2両は恒久連結編成として運転され、マスター側から両方の動力装置を制御できるようにされた。初期の編成は運転台どうしを向かい合わせて連結していたが、後には視界と作業上の利便性から、マスターのボンネット側とスレーブの運転台側を向かい合わせる配置が好まれた。
運用と目的
この改造は、ティンズリーにおけるハンプ入換のために明確に特化されたものであった。同操車場の線形と長編成の貨車を仕分ける必要から、1両の長い剛性機関車ではハンプ上で車体下部を接触させるおそれがあった。そのため、2両の入換機を組み合わせる方式は、各車両の短い軸距を保ちながら、より高い牽引力を実現した。この配置は鉄道用語として、非公式に「カウ・アンド・カーフ」または「マスター・アンド・スレーブ」と呼ばれることもあった。
沿革、使用とその後
1960年代半ばに導入されたこの連結編成は、限定された運用上の問題を解決したが、他地域で広く採用されることはなかった。これらはイギリス国鉄の車両一覧で13形として記録された。操車場での作業方式が変化し、鉄道貨物の輸送形態も変遷するにつれて、この改造方式の利点は小さくなり、編成は徐々に定期運用から引退した。
特筆点と遺産
- 13形は、新形式を設計するのではなく既存機関車を再利用した、実用的な技術的対応を示している。
- この改造は、ハンプの勾配などの運用上の制約が、動力車の選択に影響することを示す例である。
- これらの車両は、13形というコンセプトの珍しい応用例として、鉄道史研究者や模型愛好家の関心を集め続けている。
地域的な要求のために生まれた13形の経緯は、鉄道実務における適応、費用対効果、そしてインフラストラクチャーと動力車設計の相互関係という、より広い主題を浮き彫りにしている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com イギリス国鉄13形:マスター・アンド・スレーブ方式の入換機改造 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/14337