イギリス国鉄20形ディーゼル機関車(イングリッシュ・エレクトリック Type 1)
1957年から1968年にイングリッシュ・エレクトリックが製造したコンパクトなディーゼル・エレクトリック機関車。20形、「チョッパー」として知られ、貨物・補助的な旅客運用で広く使われ、しばしば重連で運転された。
イギリス国鉄20形は、1950年代後半に導入されたディーゼル・エレクトリック機関車の系列であり、愛好家からは一般に「チョッパー」と呼ばれている。当初はイングリッシュ・エレクトリック Type 1に分類され、貨物輸送および補助的な旅客運用に適した、低出力から中出力の本線用機関車として開発された。イングリッシュ・エレクトリックが1957年から1968年にかけて計228両を製造し、イギリス国鉄ではD8000~D8199およびD8300~D8327の番号が付与された。
画像ギャラリー
10 画像設計と特徴
20形は片側の端部に1基の運転台を置き、反対側に長いボンネットを備える。コンパクトなBo-Bo軸配置を採用し、ディーゼルエンジンで発電機を駆動して、主電動機へ電力を供給する方式である。簡潔な構成と堅牢な造りにより、日常の運用で高い信頼性を示した。多くの事業者は、両方向での運転操作と乗務員の視界向上のため、2両を前頭部どうしで連結した。この重連編成は、20形2両が1つのユニットとして働く特徴的な姿となった。
運用の歴史
イギリス国鉄の近代化期に導入された20形は、ディーゼル化初期に顕在化した、信頼できるType 1機関車の不足を補った。低速域で優れた牽引力が求められる線区を中心に貨物列車で広く使用された。また、線路への入線条件や短距離の閉そく区間運用が、その出力と速度に適していた場合には、旅客列車の臨時運用にも就いた。数十年にわたる使用期間中、イギリス各地の鉄道網で運用され、のちには事業用列車や工事列車でも役割を担った。
主な特徴と用途
- 負荷時に聞かれる独特の排気音・エンジン音に由来して、「チョッパー」の愛称で呼ばれた。
- 運用の柔軟性と視界の改善を目的に、恒久的に連結された2両編成で走ることが多かった。
- 貨物列車、工事列車、一部の補助的な旅客列車に使用され、のちに保存された車両もある。
遺産と保存
新しい動力車両の導入に伴い、多くの20形は本線運用から退いたが、相当数が保存され、産業用途でも使用され続けた。比較的簡素な機械構造と、重連編成を容易に運転できる特性は、保存鉄道と鉄道愛好家の関心を維持する一因となっている。20形は、ディーゼル化初期に生まれた実用的で長寿命な設計として、またイギリス鉄道近代化を今に伝える存在として注目されている。
技術概要や歴代車両番号については、ディーゼル機関車の形式や製造者の沿革に関する一般的な資料、または詳細図面や保存車両を扱う専門資料を参照できる。ディーゼル牽引と20世紀半ばのイギリス鉄道の発展に関する背景情報は、ディーゼル・エレクトリック牽引の概要およびリンク先の製造者史資料でも読むことができる。
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AlegsaOnline.com イギリス国鉄20形ディーゼル機関車(イングリッシュ・エレクトリック Type 1) Leandro Alegsa
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