ブリティッシュ・レール・クラス35(ハイメック)ディーゼル油圧機関車
1961~1964年に英国国鉄西部地区向けに製造された、中出力B-B軸配置の貨客両用ディーゼル油圧機関車。101両が製造され、標準化方針により1971~1975年に退役。4両が保存鉄道で稼働している。
概要
ブリティッシュ・レール・クラス35は、非公式に「ハイメック(Hymek)」の名で広く知られる、1960年代初頭に導入された中出力の貨客両用ディーゼル機関車の形式である。設計にはB-B軸配置が採用され、愛称の由来となったメキドロ(Mekydro)方式に由来する液体式変速機を用いた。1961年から1964年にかけて計101両が製造され、主としてブリティッシュ・レールの西部地区で使用された。
画像ギャラリー
10 画像設計と機械的特徴
クラス35は、重量の大きい機関車の使用が制限される線区において、二次的な旅客列車および貨物列車を牽引するための、比較的軽量かつコンパクトな機関車として開発された。液体式変速機は、電気式牽引電動機ではなくトルクコンバーターと流体継手を使用する。この方式は動力伝達系の小型化に適し、当時として有利な出力重量比を実現した。これらの機関車に搭載されたメキドロ型変速機は、西部地区で他の設計と並行して試用された複数の液体式システムの一つであった。
運用
ハイメックは運用期間中、ブリストル・バス・ロード、カーディフ・カントン、オールド・オーク・コモンなどの機関区に配置され、西部地区のネットワーク全域で多様な任務に就いた。その貨客両用能力により、普通・二次的な旅客列車、小荷物輸送列車、一般貨物列車を担当した。各機関車は固有の名称ではなく、車両番号と所属機関区によって識別された。
退役とその理由
廃車は1970年代初頭に始まり、1975年までに全車が引退した。比較的早期に運用から外された主な理由は、単なる技術的故障ではなく、ブリティッシュ・レールがディーゼル電気式牽引に標準化するという戦略的決定であった。液体式変速機は、全国規模の保守、予備部品、教育訓練の方針に照らして非標準と判断され、採用されたディーゼル電気式の形式に比べて、長期的な維持支援が実用的でなく、費用もかかるものとなった。
遺産と保存
クラス35の本線での活躍期間は比較的短かったが、鉄道職員や愛好家には強い印象を残した。4両は保存のために引き取られ、保存団体によって維持されている。保存されたハイメックは保存鉄道の催事や特別運転に登場し、ディーゼル油圧式変速機特有の運転特性を新たな観客に示している。
背景と意義
ハイメックの歩みは、1950年代から1960年代にかけての英国鉄道史における、より広い主題を示している。すなわち、近代化計画の下で複数の牽引技術を試行したこと、地域ごとの選好が車両調達に影響したこと、そして後年に標準化政策がもたらした中央集権化の効果である。とりわけ西部地区は、特定の線区で有利となる液体式方式を追求しており、クラス35は、同時代の他の液体式形式とともに、この地域固有の技術的伝統を構成している。
参考文献
- 英国の牽引方式政策と近代化計画の歴史的背景については、ブリティッシュ・レールおよび戦後の鉄道近代化に関する概説書を参照。
- 流体を用いる動力伝達装置の原理と運転については、液体式変速機およびトルクコンバーター方式に関する一般的な資料を参照。
注記
本記事はクラス35について広く知られている事実を要約したものである。個別車両、所属機関区、復元の履歴に関する詳細な技術情報または運用情報が必要な場合は、専門書および保存団体の記録がより詳しい情報を提供している。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ブリティッシュ・レール・クラス35(ハイメック)ディーゼル油圧機関車 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/14416