概要

ブリティッシュ・レール クラス42は、一般に「ウォーシップ」級として知られるタイプ4のディーゼル油圧機関車群で、BR(ブリティッシュ・レール)の西部地域向けに1958年から投入された。ドイツの製造者とのライセンス契約のもとで開発され、ドイツ連邦鉄道(Deutsche Bundesbahn)のV200を英国の車両限界に合わせて縮小・再設計したものである。BRスウィンドン工場で製造された機関車はD800~D832およびD866~D870の番号帯に属し、クラス42に分類される。これらは多くの急行列車で蒸気機関車に代わり、西カントリー地方やブリストル~パディントン間では近代化を示す目立つ存在だった。

設計と技術的特徴

クラス42は、当時のいくつかのドイツ製機関車に共通するディーゼル油圧方式を採用していた。すなわち、2基の主機関が油圧変速機を介して台車を駆動する方式である。この構成により、特徴的な双胴のシルエットが生まれ、旅客運用に適した良好な加速性能を発揮した。主な特徴としては、混合列車運用にも対応できるB-B軸配置、英国の限界に収めるためのコンパクトな車体、そして英国企業がライセンス生産できるように仕様が調整された部品類が挙げられる。

  • 構成:双発ディーゼル油圧式。
  • 軸配置:B-B(4軸、2つの台車)。
  • 想定用途:急行旅客列車および快速の補助的旅客列車。
  • 製造者:BRスウィンドン工場(クラス42)と、関連するクラス43の一群を担当したノース・ブリティッシュ・ロコモティブ社。詳細はノース・ブリティッシュ・ロコモティブ社を参照。

起源と発展

1950年代、英国国鉄はディーゼル化を急ぎ、既に実績のある欧州大陸の技術に目を向けた。西部地域はドイツのV200構想を応用するライセンスを取得し、当時の産業上の結び付きと、第二次世界大戦後の国内感情への配慮という事情を反映していた。これは、当時の鉄道調達や世論を扱う記録でも論じられている要因である(戦後の文脈)。その結果生まれたウォーシップ一家は、外観や機械的特徴の多くをドイツの先行形式と共有しつつ、英国の車両限界と運用慣行に合わせて修正されていた。

運用史と配置

クラス42は主として西部地域の機関区に配置され、ロンドン・パディントン発の列車として西カントリーや南西部方面への急行運用を担った。主な配置先には、ブリストル・バス・ロード、プリマス・ライラ、ニュートン・アボット、オールド・オーク・コモンが含まれる。担当路線では良好な所要時間を実現したが、油圧変速機と非標準部品のため、ディーゼル電気式が国内の標準となっていくにつれて、整備や標準化はBRにとって次第に難しくなった。

遺産、保存、区別

ウォーシップは、ドイツの影響が明確に見えること、また英国における初期の本線用ディーゼル機関車群の一部を形成したことでも注目される。ノース・ブリティッシュ社が製造した関連の一群は、英国国鉄クラス43(クラス43)として別扱いされ、製造細部と運用実績が異なる。1960年代から1970年代にかけてBRがディーゼル電気式の標準化を進めると、ウォーシップは徐々に退役した。少数は解体を免れ、保存鉄道で動態保存されており、20世紀半ばのディーゼル油圧技術と、機関車設計思想の英仏海峡を越えた交流を示している。

技術比較や配置表の詳細については、愛好家や研究者は、個々の機関車、配置先、除籍日を記録した史料や保存鉄道の資料を参照できる。クラス42は、英国本線で蒸気からディーゼルへの移行を語るうえで重要な一章をなしている。