チェックとは、チェスの用語で、プレイヤーのキングが相手の駒から直接攻撃されている状態を指します。キングがチェックされたら、その脅威を必ず取り除く手を指す必要があり、以下のいずれかを行わなければなりません(ルール上、チェックを放置する手は違法です)。

チェック時の対処法

  • 攻撃している駒を捕獲する:キングで取る場合も、ほかの駒で取る場合もあります。たとえば、相手のナイトがキングを攻めているなら、そのナイトを自分の駒で捕まえればチェックは解除されます。
  • インターポーズ(遮る):チェック役の駒とキングの間に駒を置いて攻撃の経路を遮ります。これはビショップ、ルーク、クイーンなど「遠距離駒(スライダー)」からのチェックに対してのみ有効です。ナイトからのチェックでは経路を遮れません。
  • キングを安全なマスに移動する:攻撃されていないマスへキングを移動してチェックを避けます。ただし、移動先のマスが相手の駒に支配されていると、その移動は違法です。

さらに、特殊な状況としてダブルチェック(二重チェック)があります。これは一手でキングに二つ以上の攻撃が同時にかかる状態で、通常はキングの移動以外では解決できません(インターポーズや一つの駒で両方の攻撃を同時に止められないため)。

チェックメイトとは

上のどの対処法もできない場合、つまりキングがチェックされていて合法的な防御手が一切存在しない場合をチェックメイト(詰み)と呼び、その時点でゲームは終了し、チェックをかけた側の勝ちになります。

関連の基本ルールと表記

  • 棋譜の表記では、チェックは「+」、チェックメイトは「#」で示されることが多いです。
  • キャスリングはキングがチェック中、あるいは通過する途中のマスがチェックを受ける場合にはできません(「チェックを通過するキャスリング」は違法)。
  • 自分の手でキングをチェックされるような手(キングを敵の攻撃範囲に入れる手)はルール上許されません。対局中にそのような不正な手が指された場合は指し直しやペナルティの対象になります。
  • チェックとステイルメイト(引き分けになる詰みではない「ステイルメイト」)は異なる概念です。ステイルメイトは王がチェックされておらず、かつ合法手が一切ない状態で引き分けになります。

初心者はまず「チェックされたら必ず何かする(取る・遮る・逃げる)」という基本を覚え、次に「ナイトチェックは遮れない」「ダブルチェックでは通常キング移動のみ」といった典型的な例を学ぶと、実戦での対応が早くなります。

どれもうまくいかない場合は、チェックではなく、チェックメイトとなります。