染色体

染色体は、1本のセントロメアによって結合された、複製された染色体の娘鎖である。セントロメアが分裂すると、クロマチドは別々の染色体となる。

2本の娘染色体のそれぞれには、元の染色体と同じDNAとクロマチン蛋白質が含まれています。しかし、減数分裂では、姉妹染色体でない2つの染色体の間で交差(交換)が起こる。このことは、遺伝子の組換えを生じさせ、配偶子の多様性を増大させるという重大な結果をもたらす。

真核生物の中期染色体の複製と凝縮の図。  (1) 染色体:複製後の染色体の2つの部分のうちの1つ。  (2) セントロメア-2本の染色体が接する 点。   (3)短腕 (4)長腕Zoom
真核生物の中期染色体の複製と凝縮の図。  (1) 染色体:複製後の染色体の2つの部分のうちの1つ。  (2) セントロメア-2本の染色体が接する 点。   (3)短腕 (4)長腕

参考

1.      King R.C. Stansfield W.D. & Mulligan P.K. 2006.A dictionary of genetics, 7th ed.Oxford. p79

質問と回答

Q:クロマティドとは何ですか?


A:染色体は、1本のセントロメアによって結合された、複製された染色体の娘鎖のことです。

Q:染色体はどのようにして分離した染色体になるのですか?


A:セントロメアが分裂すると、染色分体は別々の染色体になります。

Q:娘染色分体は何を含むのですか?


A:娘染色分体には、元の染色体と同じDNAとクロマチン蛋白質が含まれます。

Q:減数分裂のとき、姉妹染色分体と非姉妹染色分体との間で交差が起こるのですか?


A:減数分裂の際に、非姉妹染色体の間で交差(交換)が起こります。

Q: 非姉妹染色体間で交差が起こると、どのような結果になるのですか?


A:非姉妹染色体間の交差は、遺伝子の組換えを生じさせ、配偶子の多様性を増大させる。

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