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クリプティック・ライティングス(メガデスのアルバム)

『クリプティック・ライティングス』は、メガデスが1997年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。よりメロディアスでラジオ向きの楽曲へと作風を転換し、ドラマーのニック・メンザが正式メンバーとして参加した最後のスタジオ作品となった。

概要

『クリプティック・ライティングス』は、アメリカのメタル・バンドメガデスによる7作目のスタジオ・アルバムである。1997年6月17日にキャピトル・レコードから発売された。本作は、それまでのよりヘヴィな作品に続くアルバムであり、バンドのメタルとしてのルーツを保ちながら、ラジオでのより幅広い露出を目指した、洗練されたメロディアスなプロダクションと作曲手法を提示した。Billboard 200では最高10位、カナダ・アルバム・チャートでは最高17位を記録した。

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音楽性とテーマ

アグレッシヴで高速なスラッシュと密接に結び付けられていた過去のメガデス作品に対し、『クリプティック・ライティングス』は、より構成的なコーラス、ミッドテンポのグルーヴ、ときにアコースティックな質感を取り入れた多彩な音楽性を探求した。この変化はバンドの激しさを失わせるものではなく、親しみやすいフックと重層的なアレンジを重視するものだった。歌詞では、以前の作品の一部に見られた露骨な政治的・風刺的テーマよりも、信頼、個人的な葛藤、謎めいた内省的イメージが扱われている。

シングル、評価と反響

先行シングル「Trust」は本作を代表する楽曲の一つとなり、批評面でも注目を集めた。1998年には最優秀メタル・パフォーマンス部門でグラミー賞にノミネートされた。当時の評価は賛否が混在しつつもおおむね好意的で、サウンドの幅を広げようとした姿勢を称賛する批評家がいた一方、初期作品のより鋭い感触を好む者もいた。商業的にも当時として好調な成果を収め、1990年代後半におけるメガデスのメインストリームでの存在感を支えた。

参加メンバーとツアー

本作は、ドラマーのニック・メンザが正式メンバーとして参加した最後のメガデスのスタジオ・アルバムである。録音時の中心メンバーは、デイヴ・ムステイン(ボーカル、ギター)、マーティ・フリードマン(ギター)、デヴィッド・エレフソン(ベース)、メンザ(ドラム)だった。バンドは本作の発表後、新曲とカタログ中の代表曲を演奏するコンサート・ツアーを行った。

主な事実

  • バンドの初期からのスラッシュメタルの遺産とのつながりとメタルとしての信頼性を維持しつつ、ラジオ向きのプロダクションへ意図的に移行した作品である。
  • Billboardチャートでの商業的な最高位は、ロックの潮流が変化する時期にメガデスの知名度を保つ一助となった。
  • 時を経ても本作の楽曲はバンドの演奏レパートリーに含まれ続け、1990年代の活動を振り返る際にも論じられている。

『クリプティック・ライティングス』は、メガデスのディスコグラフィーにおける過渡期の作品である。芸術的な進化とファンの期待、そして商業的な現実との均衡を図ろうとした試みであり、バンドの歩みをたどる聴き手にとっては、著名なメタル・アクトが20世紀後半にいかにサウンドを適応させたかを示す一枚となっている。

スラッシュメタル | メガデス | キャピトル・レコード | ニック・メンザ | カナダ・アルバム・チャート | グラミー賞

関連項目

著者

AlegsaOnline.com クリプティック・ライティングス(メガデスのアルバム)

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/24452

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