ドンキーコングJrとは 任天堂1982年のアーケード続編と移植・配信の概要
ドンキーコングJr.は、1982年に任天堂が製作したアーケードゲームです。ドンキーコングの続編である。ファミコン、アタリ2600、アタリ7800、コレコビジョンなど、多くの家庭用ゲーム機に移植された。2006年にWiiのバーチャルコンソールで発売されました。その後、2012年にニンテンドーeショップからニンテンドー3DS向けに配信された。
概要
ドンキーコングJr.は、前作『ドンキーコング』の設定を逆転させた続編として知られています。前作で悪役だったマリオが本作ではドンキーコングを捕らえる役になり、主人公はその子どもであるドンキーコングJr.(ジュニア)となって、父親を救出するために工場や檻などのステージを登っていきます。1980年代のアーケードゲームとして高い人気を博し、任天堂の重要なラインナップの一つになりました。
ゲームプレイ
基本的な操作は、登る(つかむ・移動する)ことが中心です。プレイヤーはツタや鎖、格子などをつかんで上下左右に移動し、敵や障害物を避けながらステージの頂上にいる父ドンキーコングのもとへたどり着くのが目的です。いくつかのステージでは鍵を取得して檻を開けるギミックがあり、各ステージごとに異なる罠や移動パターンを持つ敵が登場します。ステージは数種類が繰り返し出現し、難易度が段階的に上がっていきます。
登場キャラクターと特徴
- ドンキーコングJr.(主人公) — 父ドンキーコングを救うために行動する少年ゴリラ。
- ドンキーコング — 前作と同様に重要なキャラクターだが、本作では捕らえられている役。
- マリオ — 前作では敵対するキャラクターとして登場したが、本作ではドンキーコングを捕らえた張本人として登場(役割の逆転が本作の特徴)。
移植・配信の経緯
アーケード稼働後、世界各地の家庭用機やパソコン向けに多数移植されました。本文でも触れているように、ファミコンやアタリ2600、アタリ7800、コレコビジョンといった機種で遊べるほか、欧米を中心に各種コンピュータ機や他機種へも移植されています。後年は任天堂の各種サービスでも再配信され、2006年のWii用バーチャルコンソールや2012年のニンテンドー3DS向けダウンロード配信などで新しい世代にも触れられるようになりました。さらに、任天堂や他社によるコンピレーションやアーケード復刻タイトルにも収録されることが多く、長く遊ばれ続けています。
評価と影響
発売当時は新鮮な設定の逆転や、登ることを中心とした独特のアクション性が評価され、アーケードでの人気を獲得しました。後の任天堂作品やキャラクターの派生にも影響を与え、シリーズ全体の世界観を広げる一作となりました。今日でもレトロゲームとしての注目が高く、移植や配信を通じて多くのプレイヤーに紹介されています。
補足として、当時の開発には任天堂社内の主要スタッフが関わっており、アクションゲーム設計の一端を担った作品の一つとして位置づけられています。
ゲームプレイ
ドンキーコングジュニア(ジュニア、DKジュニアとも呼ばれる)は、マリオから父親のドンキーコングを救出する必要があります。プレイヤーは、それぞれ異なるテーマを持つ4つのステージを通過する必要があります。ステージを移動するために、DK Jr.はツル/鎖/ロープを登ることができます。ツルを1本だけ持っていれば早く降りられ、2本持っていれば早く上がれます。各ステージにいる敵を避けなければなりません。DK Jr.は、最初の3つのステージをクリアするために、一番上にあるカギを手に入れなければなりません。4つ目のステージでは、6つのカギを最上部付近のカギに押し込む必要があります。4つのステージをすべてクリアすると、最初のステージに戻り、より難しくなります。