ドラコ属(空飛ぶトカゲ)とは:特徴・生態・繁殖・種一覧

ドラコ属(空飛ぶトカゲ)の特徴・生態・繁殖行動から全種一覧まで、滑空の仕組みや分布・飼育ポイントを写真つきで詳解。初心者にもわかる入門ガイド。

著者: Leandro Alegsa

ドラコは、空飛ぶドラゴンと呼ばれることもある、アガミド系トカゲの一です。肋骨とそれをつなぐ膜を伸ばして、一種の翼のようにすることができる。後肢は扁平で翼のような断面をしており、首にある小さなフラップが水平方向のスタビライザーの役割を果たしている。

特徴

  • 肋骨が極端に伸長してできる皮膜(パタグィウム)を広げて滑空する。パタグィウムは左右に広がり「翼」のように機能する。
  • 体型は細長く、尾は長くて舵(ラダー)として使われる。体の色やパターンは種や個体によって多様で、樹上での保護色になっている。
  • 多くの種でオスは発色の良い喉のフラップ(デュラップ)やパタグィウムに模様を持ち、求愛や縄張りの表示に用いる。
  • 体長は種によって差があるが、尾を含めた全長で20cm前後の小型種もいる。

生態(生息地・食性・行動)

の樹上を主な生活の場とし、昼行性で昆虫食が中心です。アリやハチ、その他の小型昆虫を捕食します。樹から樹へは飛ぶのではなく滑空によって移動し、捕食や逃避、繁殖時の移動に滑空を多用します。滑空距離は種や状況によって異なりますが、数メートルから数十メートル、最大で約60mと報告されることもあり、下降高度は一般に数メートル程度です。

繁殖と生活史

  • 繁殖期になるとオスは視覚的に目立つディスプレイ(デュラップの展開やパタグィウムの見せつけ)でメスを引きつけたり、他のオスに対して威嚇したりします。
  • メスは通常、繁殖の際に樹上から地上へ降り、地面に巣穴を掘って産卵します。産卵数は種にもよるが一般に2〜5個とされます。産卵後、メスは約24時間ほど卵を守ることが観察されていますが、長期的な育雛行動は行わず、その後は巣を離れます。
  • 孵化後の幼体は独立し、樹上生活を始める。成長や寿命については種ごとに差があり、詳しいデータが揃っていない種も多いです。

種と分布

ドラコ属(Draco)は東南アジアを中心に広く分布し、約42種類(種)あるとされています。代表的な種にはドラコ・ボランス(Draco volans)、ドラコ・ドゥッスミエリ(Draco dussumieri)、ドラコ・スマトラヌス(Draco sumatranus)、ドラコ・マクラタス(Draco maculatus)などが含まれます。各種は分布域や生息環境、体色やパターンが異なります。

天敵と保全

  • 天敵は猛禽類、蛇、樹上性の肉食性哺乳類など。捕食を避けるため保護色や素早い滑空、木の幹に張り付く行動をとる。
  • 生息地の破壊(森林伐採や土地改変)は主要な脅威であり、多くの樹上性種は森林の断片化や減少に敏感です。種によっては生息地の保全が重要です。

観察のポイント

  • 昼間に樹の幹や枝先でよく見られ、動くときは素早くパタグィウムを広げて滑空する。
  • 求愛期にはオスのデュラップが見られ、色や模様を観察することで種類や性別の判別に役立つ場合がある。

ドラコは樹上生活に高度に適応したユニークなトカゲで、滑空の仕組みや視覚的コミュニケーションなど興味深い生態を持っています。観察や保全の観点から、森林環境の保護が重要です。

翼」を広げたオオトカゲ(Draco sumatranus)。Zoom
翼」を広げたオオトカゲ(Draco sumatranus)。

質問と回答

Q:ドラコとは何ですか?


A:ドラコはアガミドトカゲ属の一種で、フライングドラゴンと呼ばれることもある。

Q: ドラコはどうやって翼を作るのですか?


A:肋骨とその連結膜を伸ばすことで、翼のようなものを作ることができます。

Q: ドラコの扁平な後肢はどのような形をしていますか?


A: ドラコの扁平な後肢は、断面が翼のような形をしています。

Q: ドラコの首にある小さなフラップは何のためにあるのですか?


A: 首にある小さなフラップは、水平安定板として機能します。

Q: ドラコはどこまで滑空できるのですか?


A: 60mの滑空が記録されています。

Q: ドラコの最小種はどれくらいの大きさですか?


A:最小のものでも全長20cm程度です。

Q: トビトカゲのメスが地上に出てくるのはいつですか?


A:メスのトビトカゲが地上に出てくるのは、卵を産む準備のときだけです。


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