ドイツバーデン=ヴュルテンベルク州西部にある農村地区Landkreis)がエメンディンゲン郡である。本郡は西にライン川沿いの平野部、東にシュヴァルツヴァルト(黒い森)の山地が広がる地形を持ち、農業や林業、観光が重要な産業となっている。郡庁所在地(Kreisstadt)はエメンディンゲン市である。

地理

エメンディンゲン郡はライン川流域とシュヴァルツヴァルトの丘陵地帯が接する場所に位置し、標高や景観が変化に富むのが特徴である。郡内を流れる代表的な河川にはエルツ川(Elz)などがあり、肥沃な平地では農業や果樹栽培が盛んである。一方、シュヴァルツヴァルト側には森林やハイキングコース、冬季のレクリエーション施設が整備され、自然観光の拠点にもなっている。

隣接地域

  • 北〜東側:オルテナウクライス、シュヴァルツヴァルト・バール、ブライスガウ・ホクシュヴァルツヴァルト
  • 南西側:無地区都市のフライブルクが近接している
  • 西側:国境を越えて、フランスのバ=ラン県に接しているため、国境をまたぐ経済・文化交流や通勤圏が形成されている

概要と交通・経済

面積は約680平方キロメートル、人口はおおむね16万人前後(近年)で、町村が点在する比較的人口密度の低い地域である。主要産業は農業、製造業の中小企業、サービス業、観光業などで、特に地元産品や自然資源を生かした観光とレジャーが重要な役割を果たしている。交通面ではアウトバーンや幹線道路、地域鉄道がフライブルク方面などと結ばれ、日常の移動や物流に便利な立地にある。

行政・文化面では、郡政府が地域の計画や教育、福祉、環境保護などを担当しており、国境に近い地理的条件を活かした国際的な協力プロジェクトや地域振興も進められている。