Even Cowgirls Get the Blues(アルバム)|ジョン・ケイルの1987年ライブ盤
ウェールズ出身の音楽家ジョン・ケイルによるライブ・アルバム。1978~79年にCBGBで録音され、1987年に発売された。LP盤とCD盤では収録曲と曲順が異なる。
概要
ジョン・ケイルは、ベルベット・アンダーグラウンドでの活動と長いソロ経歴で知られる、ウェールズ出身の作曲家兼ロック・ミュージシャンであり、Even Cowgirls Get the Blues を3作目のライブ・アルバムとして発表した。収録音源は1970年代後半の演奏を捉えたもので、アルバムとしては1987年に発売された。タイトルは大衆文化や文学で広く知られる言い回しを想起させるが、この作品の本質は、ニューヨークの音楽シーンが移り変わる時期におけるケイルのライブ感覚を記録した資料にある。
画像ギャラリー
1 画像録音と発売
素材は、1978年から1979年にかけてニューヨークの有名なクラブCBGBで録音された。CBGBは、パンク、ニュー・ウェーブ、アンダーグラウンド・ロックと結びついた会場として知られている。ここに残された公演は、当時のクラブ・ショーらしい即時性と荒々しさをそのまま伝えている。録音自体は1970年代後半のものだが、まとめられたアルバムの発売は1987年まで待たれ、さらに流通形態によって聴き方の印象も異なる。
音楽的特徴
このアルバムでは、ケイルのロックのエネルギーと前衛的な感覚の融合がよく示されている。電気楽器を前面に出した編成、簡潔なプロダクション、そしてスタジオ版とは異なる即興やダイナミクスの変化が耳に入るだろう。多くのライブ盤と同様、ここで重視されているのは演奏そのものの手触りであり、フレーズの運び、観客の反応、そして小さくも熱気のある会場の空気が重要な要素になっている。
収録曲とフォーマット
このリリースの注目点は、LP盤とCD盤で収録曲や曲順が異なることである。1980年代には、フォーマットの移行に伴ってCD再発盤で曲が追加されたり差し替えられたりすることが珍しくなかった。コレクターやファンは、CBGBでの演奏をできるだけ全体として把握するために、両方の版を比較することが多い。
位置づけと評価
Even Cowgirls Get the Blues は、ケイルの幅広いカタログの中では、ベルベット・アンダーグラウンド以後の変化を映すライブのスナップショットとして位置づけられる。クラシック音楽の素養を持つ実験的な音楽家が、1970年代後半のニューヨークの現場と直接向き合っている点が特徴である。大きな商業的成功作ではないものの、歴史的な視点を与える作品として、また影響力ある会場での儚い一瞬を残した記録として、愛好家から評価されている。
主なポイント
- ジョン・ケイルのディスコグラフィーにおける3作目のライブ・アルバム。
- 1978~79年にCBGBで録音され、1987年に発売された。
- LP盤とCD盤では収録曲と曲順が異なる。
- クラブ公演ならではの、生々しく親密な雰囲気を伝える。
この時期のケイルのライブ活動の入門として聴くなら、両方の物理フォーマットを比べることで、公演の全体像と、アルバム化の際にどのような選択が行われたかをより広く把握できる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com Even Cowgirls Get the Blues(アルバム)|ジョン・ケイルの1987年ライブ盤 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/32747
出典
- allmusic.com : "John Cale: Even Cowgirls Get the Blues"