クロアチアの国旗とは?赤白青の三色と紋章の歴史・意味

クロアチア国旗の赤白青三色と紋章の歴史や象徴を、1990年採択の経緯や由来まで分かりやすく解説。

著者: Leandro Alegsa

クロアチアの国旗は、青の3つの横縞が同じ大きさです。真ん中にはクロアチアの紋章が描かれています。1990年12月21日に採択されました。

デザインと基本仕様

配色と構成:国旗は上から赤・白・青の横三分割で、3つの横縞はいずれも同じ幅です。これらの色は汎スラブ色(赤・白・青)の一例で、スラヴ民族間の連帯や歴史的な伝統を反映しています。

縦横比と紋章:一般に国旗の縦横比は1:2で用いられます。旗の中央にはクロアチアの国章(通称 šahovnica=チェッカーボード)が置かれ、その上に5つの小さな盾を並べた“クラウン(王冠状)”が飾られています。

チェッカーボード(格子模様):紋章の中央にある格子は5×5の25マスで、左上が赤から始まる赤白交互の配列です。この赤白の格子模様は古くからクロアチアを象徴する図像で、国民的アイデンティティの象徴として広く使われています。

紋章(小盾5つ)の意味

中央の大きなチェッカーボードの上に並ぶ5つの小盾は、歴史的な地域や古い紋章を表しています。左から右へ、一般には以下の地域を象徴すると説明されます。

  • 古代のクロアチア王国の紋章(古い星と三日月など古典的要素を含む)
  • ドゥブロヴニク(ラグーサ)の象徴(伝統的な縞模様)
  • ダルマチア(海沿いの地方)を表す3つの獅子または豹の頭
  • イストラ半島を象徴する山羊や地域の伝統的紋章
  • スラヴォニア(内陸部)を表すマーテン(イタチに似る動物)と星など

これらは各地方の歴史と伝承を反映しており、現在の国章はそれらをまとめて国全体の統一を示すデザインになっています。

歴史的経緯と採用までの変遷

赤白青の配色とチェッカーボードは中世から近世にかけてクロアチアの象徴として使われてきました。19世紀の民族運動や汎スラブ主義の影響で現在の三色が広まります。第二次世界大戦以降の社会主義時代(1945–1990)には三色の旗に赤い星など社会主義的紋章が加えられていましたが、1990年の民主化とユーゴスラビアからの独立への動きの中で、1990年12月21日に現在の紋章入り三色旗が採択され、1991年に独立を宣言したクロアチアの国旗として定着しました。

用途とバリエーション、礼儀

  • 国旗には国旗そのもののほか、用途に応じたバリエーション(例えば公用旗・官用旗・海上旗など)が存在します。公用の場では紋章を含むものが使われることが多いです。
  • 日常的な使用としては政府機関や学校、祝祭日などに掲揚されます。喪の際は半旗(はんき)として掲げるのが一般的です。
  • 国旗の取扱いには敬意が求められ、地面に触れさせない、破損した旗は適切に処分する、などの一般的な礼儀があります。

文化的な影響

チェッカーボード模様はスポーツ(サッカーユニフォームなど)や土産品、デザイン全般に広く用いられており、クロアチアのアイデンティティを象徴する視覚的モチーフとして親しまれています。

まとめると、クロアチアの国旗は赤・白・青の平等な横縞に古い王国のチェッカーボード(šahovnica)と各地方を表す小盾を組み合わせたデザインで、歴史的伝統と近代国家としての統一を表す旗です。



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