フラムスティード番号:星座ごとに付ける恒星名の数字体系
ジョン・フラムスティードに由来する、星座ごとに恒星を番号で識別する方式。赤経のおおよその順に並べられ、バイエル符号と並んで広く使われる。
概要
フラムスティード番号は、恒星に連続した番号と、星座のラテン語属格名を組み合わせる実用的な命名体系である。旧来のバイエル符号が Alpha、Beta などのギリシャ文字を用いるのに対し、フラムスティード番号では文字の代わりに整数を用いる。この方式でよく引用される星表には、星座ごとに番号が付けられた2,554個の恒星が含まれる。
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2 画像命名と順序
フラムスティード体系の番号は、原典の星表が作られた時点で、各星座内における星の赤経のおおよその昇順に割り当てられた。一般的な表記は、数字のあとに星座名の属格形を続ける形であり、たとえば 61 Cygni や 51 Pegasi のように書く。略記される星表では、星座名が短縮されることも多く、47 UMa(47 Ursae Majoris)のような形が使われる。
歴史と刊行
この体系は、ジョン・フラムスティードが編纂した星表に由来する。彼の観測は Historia Coelestis Britannica として知られる目録にまとめられた。この著作の注目すべき版は1712年にエドモンド・ハレーとアイザック・ニュートンによって刊行され、フラムスティードの番号付けがより広く知られるきっかけとなった。
用途と例
フラムスティード番号は、観測天文学、星図、アマチュアの星空観察で広く用いられる。ある星座でバイエル文字がすでに使い尽くされている場合や、数字順のほうが便利な場合に特に役立つ。観測者に親しまれている例としては、近接した連星である 61 Cygni や、太陽に似た恒星として初めて太陽系外惑星を持つことが分かった 51 Pegasi がある。この体系は、現代のカタログ識別子に取って代わるのではなく、それらを補完するものである。
注目すべき点と区別
- 当初の並びは編纂当時の座標値に依存しており、歳差運動などの長期的な変化のため、いくつかのフラムスティード番号はもはや厳密な赤経順ではない。
- 星座境界が正式に定められたのは後のことであるため、現在ではフラムスティードが割り当てた星座とは別の現代の星座に属する星もある。
- 同じ数字は複数の星座で現れうる(たとえば 1 Orionis と 1 Geminorum は別の星である)ため、識別には星座名が不可欠である。
現代の星表でも、フラムスティード番号は多くの明るく有名な恒星を指すための便利で歴史的にも重要な方法であり、古典的な命名慣習と現代の天文データをつないでいる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com フラムスティード番号:星座ごとに付ける恒星名の数字体系 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/34997
出典
- iau.org : "Naming Astronomical Objects"
- seds.org : "Naming Stars"