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フライ・フロム・ヒア(イエスのアルバム)

『フライ・フロム・ヒア』は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、イエスが2011年7月4日に発表した20作目のスタジオ・アルバム。複数部から成る表題組曲を収録し、2001年以来初のスタジオ作品となった。

概要

『フライ・フロム・ヒア』は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンドイエスが2011年7月4日に発表した20作目のスタジオ・アルバムである。『Magnification』(2001年)以来となるバンドのスタジオ作品であり、全英アルバムチャートで30位、米国のBillboard 200で36位を記録した。本作では、長尺のアレンジと重層的なプロダクションを保ちながら、より楽曲志向のアプローチへと回帰している。

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作曲と主な楽曲

アルバムの中心をなすのは、複数のセクションから成る表題組曲「Fly from Here」である。これはプロデューサーのトレヴァー・ホーンとともに発展させた素材を組み立てた長編作品で、相互につながる複数の楽章として提示され、作品全体の骨格となっている。組曲を取り巻く短めの楽曲では、メロディアスなフックとプログレッシブな質感が融合し、ギター主導のパート、キーボードによる雰囲気づくり、リズミカルなダイナミクスが組み合わされている。

参加メンバーと制作

スタジオ・アルバムの編成は、ブノワ・デヴィッド(リード・ボーカル)、クリス・スクワイア(ベース)、スティーヴ・ハウ(ギター)、オリヴァー・ウェイクマン(キーボード)、アラン・ホワイト(ドラム)で、トレヴァー・ホーンがプロデューサーを務めた。ホーンの参加は、本作の音響的な個性や、多層的なボーカル・アレンジ、スタジオ・エフェクトの使用に影響を与えた。長年在籍したメンバーと、バンドのサウンドに加わった新しい貢献者との協働が作品に反映されている。

発売、評価と遺産

発売時の評価は賛否両論だった。多くの批評家は演奏力と表題組曲の意欲を称賛した一方、素材にむらがある、あるいは過去の時代を想起させる要素に依存していると感じた評者もいた。商業面では、ベテランのプログレッシブ・ロック・バンドによる作品として堅実な成果を収め、英国と米国でチャートインした。本作は、イエスがキャリア開始から数十年を経ても新たなスタジオ作品を制作し続けた例として、またバンドの過去に関わるプロデューサーや主題と再び結び付いた作品として、しばしば言及される。

収録曲の特徴と位置付け

  • 表題組曲:長編かつ複数部から成る「Fly from Here」がアルバムの軸を担う。
  • 短い楽曲:複数の簡潔な曲が長大な組曲との均衡を取り、各演奏者の持ち味を示している。
  • 歴史的なつながり:本作は貴重なスタジオ復帰作であり、イエスの後年の協力者に関連する素材を含んでいる。

本作はイエスのディスコグラフィにおいて過渡期の位置を占める。スタジオ作品の発表が長く途絶えた後に登場し、その後のメンバー構成やレパートリーの変化への足がかりとなる一方、大規模なコンポジションとスタジオ・クラフトへのバンドの姿勢を改めて示した。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com フライ・フロム・ヒア(イエスのアルバム)

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/35299

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