汎用機関銃(GPMG)とは|定義・特徴・弾薬・用途をわかりやすく解説

GPMG(汎用機関銃)の定義・特徴・使用弾薬・運用法をやさしく解説。装備別の用途や搭載例、射撃特性まで図解で分かる入門ガイド。

著者: Leandro Alegsa

GPMG(General Purpose Machine Gun)は、ベルトから弾薬を供給する機関銃である。脚や三脚で歩兵を支援したり、ヘリコプターや装甲車に搭載したりと、さまざまな役割で使用される。様々な架台や車両に取り付けて、車両や歩兵への持続的な火力支援を行うことができる点が特徴である。

汎用機関銃とは(定義)

汎用機関銃(GPMG)は、一般に中型のベルト給弾式機関銃を指し、歩兵部隊の制圧射撃や車両搭載、固定座の防御など複数の任務をこなすよう設計されている。携行しての運用(歩兵支援)にも、三脚や車載化による長時間・高精度の火力提供にも対応できる点が「汎用(General Purpose)」の由来である。

主な特徴

  • ベルト給弾式で、弾の連続供給により長時間の射撃が可能。
  • 二脚や三脚での据え付け、あるいは車両や航空機への搭載など多様な運用が可能。歩行中の携行射撃も一定程度行えるが、精度と持続性は据え付け時が優れる。
  • 連続射撃に耐えるために、交換可能な銃身(クイックチェンジバレル)を備える機種が多い。これにより過熱時でも比較的短時間で射撃を再開できる。
  • 射撃速度(サイクル)は機種により幅があり、概ね毎分600〜1,200発程度。用途や設計によって低レートでの持続射撃型や高速での火線掃射型がある。
  • 照準器や三脚、銃架、車載用マウントなど様々なアクセサリーで運用が拡張される。

弾薬(代表的な口径と弾種)

汎用機関銃は中口径のライフル弾を用いることが一般的で、代表的な口径には次のようなものがある。

  • 7.62×51mm NATO(現代の多くのGPMGで標準)
  • 7.62×54mmR(旧ソ連・ロシア圏で広く使用)
  • 7.92×57mm Mauser(歴史的な機種で使用)

弾種としては、通常のフルメタルジャケット(FMJ)弾(いわゆる実包/ボール弾)のほか、トレーサー弾、徹甲弾(AP)、曳光徹甲や曳光弾、曳光混合ベルトによる目標捕捉や識別など、用途に応じた弾薬が用いられる。

用途と運用例

  • 歩兵支援:分隊や小隊レベルでの制圧射撃、敵陣地や遮蔽物に対する抑止・制圧。
  • 車両搭載:装甲車やハンヴィーなどの基本的な副武装として搭載し、移動中の火力提供を行う。
  • 航空搭載:ヘリコプターの機銃座に取り付けたり、軽攻撃機の防御に用いる例がある。
  • 固定防御:陣地や要所の火力支援、港湾・基地の防衛など。
  • 対人・軽装甲標的への有効打:中口径のライフル弾は有効射程が長く、軽装甲車両や要員に対して有効である。

代表的な機種(例)

  • MG34 / MG42(ドイツ、第二次大戦期。汎用機関銃概念の先駆)
  • FN MAG(M240として各国で採用、7.62×51mm NATO)
  • PKM(ロシア、7.62×54mmR。携行性と信頼性が高い)
  • M60(米国、20世紀後半に広く使用)

軽機関銃(LMG)との違い・運用上の注意

「汎用機関銃」と「軽機関銃(LMG)」は運用概念が近いが、一般にLMGは歩兵が携行して直接支援射撃を行うことを重視し、マガジン給弾式(例:携帯性重視)や軽量化が図られる場合が多い。一方GPMGはベルト給弾で長時間射撃に適し、据え付けや車載運用にも対応する設計である。

運用上は、発熱管理(銃身交換や射撃間隔の管理)、弾薬の補給と保管、マウントや三脚の活用による射撃安定化などが重要で、適切な整備と訓練が火力持続性と信頼性を左右する。

まとめ

汎用機関銃(GPMG)は、ベルト給弾による長時間の射撃能力と、歩兵支援から車載・航空搭載まで幅広い運用が可能な中型機関銃である。口径や機構は各国や時代で異なるが、交換可能な銃身、各種マウントへの適合性、弾薬の多様性といった特徴により、現代の部隊運用で重要な役割を果たしている。

アメリカのM60機関銃Zoom
アメリカのM60機関銃

汎用機関銃の例としては、以下のようなものがある。

ギャラリー

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オーストラリアで使用された汎用機関銃。

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三脚に乗せたGPMG。

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オランダで活躍する車両に

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アメリカ海軍の駆逐艦に搭載されたGPMG。

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ヘリコプターで。

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質問と回答

Q: 汎用機関銃(GPMG)とは何ですか?


A: 汎用機関銃(GPMG)とは、ベルトで弾薬を得る機関銃で、様々な用途に使用できます。

Q: 汎用機関銃の役割にはどのようなものがありますか?


A:汎用機関銃は、二脚や三脚から歩兵を支援したり、ヘリコプターや装甲車に搭載したり、様々な搭載位置から射撃支援として使用することができます。

Q:汎用機関銃の使用弾薬の口径は?


A:汎用機関銃は通常、7.62×51mm NATOや7.92×57mm Mauserなどのライフル弾を発射します。

Q:汎用機関銃の通常の配置は?


A:汎用機関銃は通常、二脚、三脚、または車両マウントに設置されます。

Q:なぜ汎用機関銃は移動中にうまく撃てないのですか?


A:汎用機関銃は強力で重いため、移動中や徒歩ではうまく撃てないのが普通です。

Q:汎用機関銃の大きさは?


A:汎用機関銃は一般に中型機関銃とされています。

Q:汎用機関銃は弾倉から弾薬を発射するのですか?


A:いいえ、汎用機関銃は弾倉の代わりにベルトで弾薬を取り出します。


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