走り高跳びとは|ルール・歴史・代表技(フォスベリーフロップ等)と世界記録
走り高跳びのルール・オリンピック史やフォスベリーフロップ等の代表技、女子世界記録2.09mを図解と動画でわかりやすく解説。
陸上競技の一種目。高さを計測した水平のバーを、器具を使わずに飛び越える競技である。走り高跳びは、19世紀にイギリスで初めて実施されました。1896年に男子が、1928年に女子がオリンピック種目となりました。1865年に作られたルールは、現在でも残っています。したがって、どの選手もすべての高さに3回挑戦することができます。選手はバーに触れることはできますが、倒してはいけません。
女子の世界記録は、ステフカ・コスタディノワが持つ2.09メートルです。1987年に樹立された。フォスベリーフロップとシザーズキックという技がある。
ルールの基本
走り高跳びの主なルールは次の通りです。
- 挑戦回数:各高さに対して選手は最大3回挑戦できます。3回失敗するとその競技から除外されます。ただし、同じ選手が高さをパスすることも可能です。
- 連続失敗:大会中に高さをまたいで合計で3回連続して失敗すると競技を終えます(たとえばある高さで1回、次の高さで2回失敗した場合など)。
- バーに触れること:バーに触れること自体は違反ではありませんが、バーが落ちた場合はその試技は失敗になります。
- 着地:近年は安全のため大型のマット(ピット)が用いられ、背中や肩から着地する技術も安全に実施できます。
- 同記録の処理:同じ最高到達高で複数の選手が並んだ場合は、失敗回数によるカウントバックで順位が決まります。それでも同順位の場合はジャンプオフで勝者を決めることがあります。
- 測定:バーの高さは主催者が設定した間隔で上げられ、通常はセンチメートル単位で管理されます。
装備と競技場の構成
- バー(クロスバー):軽量で円形または角形の素材が使われ、落ちやすいように支柱の上に置かれます。
- 支柱(スタンド):バーの高さを調整するための器具。正確な高さ表示が必要です。
- 助走路:選手は助走でスピードと角度を付け、片足で踏み切ります。助走距離やカーブの取り方は技術によって異なります。
- 着地マット:現代競技では厚い発泡マットが必須で、安全に着地できるように配置されます。
- シューズ:スパイク付きの陸上専用シューズを使用することが一般的です。
代表的な技術(跳び方)
走り高跳びにはいくつかの代表的な跳び方があり、時代や安全設備の進化とともに主流が変わってきました。
- フォスベリーフロップ(Fosbury Flop):1968年メキシコ五輪でディック・フォスベリーが金メダルを獲ったことで広まった背面でバーを越える跳び方。助走は弧を描き、踏み切り後に背中をアーチ状にしてバーを越え、背中・肩で着地します。着地マットの普及がこの技の普及を後押ししました。
- シザーズ(シザーズキック):歴史的に古い技で、助走は比較的直線的、片脚ずつ「はさみ」のように動かしてバーを越える方法。現在は上級者の国際大会ではほとんど見られませんが、初心者や子どもの指導で使われることがあります。
- ストラドル(ストラドル/ウエスタンロール):かつて主流だった腹面や側面を向いてバーを越える技術で、フォスベリー以前に多くのトップ選手が用いていました。
歴史の流れ
走り高跳びは19世紀のイギリスで発展し、当初は現在のような高さ競技の形に整えられていきました。競技ルールの基本が19世紀後半から確立され、近代オリンピックでは1896年に男子、1928年に女子が正式種目となりました。20世紀中盤まではシザーズやストラドルが主流でしたが、1960年代以降に着地マットが普及したことで背面跳び(フォスベリーフロップ)が安全かつ有効になり、以後多くの選手がこの技を採用するようになりました。
主な戦術とトレーニング要素
- 助走の長さと角度:各選手が自分に合った弧の描き方やステップ数を見つけることが重要です。
- 踏切のタイミングと強さ:一本の足で踏み切るため、瞬発力と正確なタイミングが要求されます。
- 体幹と柔軟性:バーを越える際の体のアーチ形成や空中での姿勢制御に必要です。
- メンタル面:高さに対する恐怖心を克服し、毎回安定した助走と踏切を行う精神的な強さが求められます。
世界記録
- 男子世界記録:ハビエル・ソトマヨール(Javier Sotomayor)が記録した2.45メートル(1993年)。
- 女子世界記録:ステフカ・コスタディノワ(Stefka Kostadinova)が記録した2.09メートル(1987年)。
まとめ
走り高跳びはシンプルに見えて、助走、踏切、空中姿勢、着地まで多くの技能が融合する種目です。歴史的に技術の変遷があり、現代ではフォスベリーフロップが主流となっていますが、基礎となる身体能力と技術の両面が重要であり、初心者からトップアスリートまで幅広く楽しまれています。

2007年、スタバンゲル大会での走高跳。
関連ページ
- 走幅跳
- 棒高跳び
- 三段跳び
質問と回答
Q: 走り高跳びとは何ですか?
A: 走り高跳びは陸上競技の種目で、選手は計測された高さに置かれた水平のバーを、器具を使わずに飛び越えます。
Q: 走り高跳びがイギリスで最初に行われたのはいつですか?
A: 走り高跳びがイングランドで初めて行われたのは19世紀です。
Q: 走高跳がオリンピック種目になったのはいつですか?
A: 走高跳がオリンピック種目になったのは、男子は1896年、女子は1928年です。
Q: 走高跳のルールは?
A: 走り高跳びのルールは、すべての選手がすべての高さに3回挑戦すること、選手がバーに触れることは許されているが、バーを倒してはならない、というものである。
Q:走り高跳び女子の世界記録保持者は誰ですか?
A:ステフカ・コスタディノワが1987年に樹立した2.09メートルの走り高跳び女子世界記録を持っている。
Q: フォスベリー・フロップとは?
A: フォスベリー・フロップは走り高跳びで使われる技法で、バーを後ろ向きに頭から飛び越える。
Q: シザーキックとは何ですか?
A: シザースキックとは、走り高跳びで使われる技で、片足が先行し、もう片足が後行してバーを飛び越える技です。
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