座標。47°34′44″N 19°14′55″E / 47.57889°N 19.24861°E / 47.57889; 19.24861
ハンガロリンクはハンガリーのブダペスト近郊にあるモギョロドにあるF1サーキットで、ハンガリーGPが開催されている。1986年、鉄のカーテンの向こう側で最初のF1グランプリが開催された場所となった。F1リーダーのバーニー・エクレストンはソ連でのレース開催を希望していたが、モスクワとの交渉には至らなかった。そんな中、ハンガリー人の友人がブダペストを推薦した。F1はブダペスト最大の公園であるネプリゲットにモナコ・サーキットに似たストリートサーキットを建設したいと考えていたが、最終的にハンガリー政府はブダペスト市の郊外、主要な高速道路の近くに恒久的なサーキットを建設することを決定した。建設工事は1985年10月1日に開始され、他のF1サーキットよりも短い期間で約8か月で完成した。第1回ハンガリーGPは1986年3月24日に開催され、ヤーノス・ドラパル(János Drapál)を偲んで行われた。ドラパルはハンガリー人として初めてオートバイのグランプリレースで優勝した人物である。
サーキットの特徴
- コース性格:ハンガロリンクは曲がりくねった中低速コーナーが連続する「テクニカル」なコースで、追い抜きが難しいことで知られる。そのため予選の重要性が高く、グリッド位置がレース結果に直結しやすい。
- 気象条件:夏開催が多く、気温が高く乾燥した条件で行われることが多い。埃っぽく路面グリップが低下することや、時折の雨がレースに変化をもたらすことがある。
- 観戦環境:観客席やホスピタリティ施設が整備され、コース全体を見渡せる観戦ポイントが多いことからファンに人気がある。ピットやパドックの設備も年々改良されている。
- 立地:ブダペスト中心部から北東へ約20kmの位置にあり、主要幹線道路(M3など)からアクセスしやすい。週末は公共交通やシャトルバス、駐車場やキャンプエリアの運用が行われる。
大会・イベント
F1以外にも国内外のツーリングカー、GT、フォーミュラの各種レースやテスト走行、企業イベント、音楽イベントなど多目的に利用されている。グランプリ開催時は地元経済や観光に大きな恩恵をもたらし、多くの観衆が訪れる。
見どころと歴史的意義
ハンガロリンクは、冷戦期における西側モータースポーツの東欧進出を象徴する存在であり、1986年の inaugural race はその象徴的な出来事だった。以来、接近戦やドラマチックな展開が繰り返され、ハンガリーGPはF1カレンダーのもう一つの重要な夏の一戦となっている。
また、ハンガリー政府観光局の調査によれば、モギョロド周辺は国内観光地として高い人気を誇り、サーキット関連のイベントは地域観光の重要な柱となっている。
レース観戦を計画する際は、公式ウェブサイトや主催者の案内で当該年のスケジュール、交通規制、チケット情報、感染症対策等を事前に確認することをおすすめする。


