ハイフン(英語の連結符)とは?定義・使い方・綴り方と実例

英語のハイフン(連結符)の定義から使い方、綴り方、実例、語句分割や複合語の注意点までわかりやすく解説。初心者でもすぐ使える例付きガイド。

著者: Leandro Alegsa

ハイフン(-)は、英語で多用途に使われる記号です。単語をつなげたり意味を明確にしたり、文字をつづったり、行末で単語を分割したりします。以下では代表的な使い方と注意点を、分かりやすい例とともにまとめます。

主な使い方

  • 意味を区別するために単語内で使う:たとえば、re-formは「再結成する(再び形を作る)」という意味で、reformは「改革する(制度などを改める)」という別の意味になります。ハイフンの有無で意味が変わる例です。
  • 複合数詞:英語で21〜99のうち10の倍数でない数を綴るときにハイフンを使います(例:thirty-two、forty-nine、eighty-six)。
  • 素材+名詞などの複合語:素材名とそれで作られたものをつなぐときにハイフンを使うことがあります。例:ステンレスでできたナイフは英語で stainless-steel knife のように表されます(日本語では「ステンレス製の包丁」など)。
  • 接頭辞の後にハイフンを置く場合:いくつかの接頭辞は、語幹との結合で読みやすさや意味を保つためにハイフンを使います。例として 接頭辞が付く場合や、アメリカに関する語、汚染(anti-pollution)、不拡散(non-proliferation)など、状況に応じてハイフンが用いられます(スタイルシートや辞書によって差があります)。
  • アルファベットや文字をつづるとき:語をつづる(spell out)際に文字の間にハイフンを入れることがあります。例:H-Y-P-H-E-N(hyphen をつづる)。
  • 読みやすさのために挿入する:2語をそのままつなぐと読みづらくなる場合、ハイフンで区切ると分かりやすくなります。例:shelllikeよりも shell-like の方が読みやすい(「貝殻のような」)。
  • どもる(吃音)を示す書き起こし:話し言葉を文字にする際、どもりを示すためにハイフンを入れます。例:“I reach for the w-w-w-w-watering can.”(水やり用じょうろを取ろうとして「w-w-w…」とどもる)— こうした表記は スタマー(stammer/どもり)の表現です。
  • 既にハイフンがある語に追加する(suspended hyphen):複数のハイフン付き語を並べるとき、繰り返しを避けるために一部を省略してハイフンでつなぎます。例:“He was a 2- or 3-year-old dog.”(彼は2歳か3歳の犬だった)や “The first- and second-year students…” のような表記。
  • 固有名詞や複合姓:辞書名や条約名などでハイフンが入ることがあります(例:the Merriam-Webster dictionary、the Molotov-Ribbentrop Pact)。また、両親の姓をつなげた複合姓(double-barrelled surname)として John Rees-Williams のようにハイフンでつなぐ場合があります(ヒラリー・ローダム・クリントンはハイフンではなくミドルネームの例ですが、複合姓の紹介として参照されます)。
  • 行末での単語の分割(ハイフネーション):単語が一行に収まらないときに紙面や列幅を節約するため、語を適切な位置で分割し、行末にハイフンを付けて折り返します。書籍や新聞などの冊子体では一般的です。分割はできるだけ語根や音節に沿って行うのが望ましいです。

その他の注意点・スタイル上の違い

  • スペース:英語では通常、ハイフンの前後にスペースは入れません(例:well-known)。
  • ハイフンとダッシュの違い:範囲や対比にはen dash(–)やem dash(—)が使われることがあり、ハイフン(-)とは用途が異なります(例:1990–1995 は「1990から1995」)。出版物やフォントによって使い分けがあるため、スタイルガイドに従ってください。
  • 辞書やスタイルガイドによる差:同じ語でもハイフン有無に関しては辞書や新聞社、出版社のスタイルガイドで扱いが異なることがあります(例:biohazard / bio-hazard / bio hazard)。一貫性を保つことが重要です。

例文

・He was a 2- or 3-year-old dog.(彼は2歳か3歳の犬だった。)
・I reach for the w-w-w-w-watering can.(「w-w-w…」とどもりながら、「じょうろ」を取ろうとした。)
・例:Moby saw the bio-hazard label on the container.(モビーは容器に貼られたバイオハザードのラベルを見た。)

まとめ:ハイフンは英語で意味を明確にし、読みやすくし、語のつながりを示すために重要です。使い方には例外やスタイル上の差があるため、辞書や目的のスタイルガイドを参照し、一貫性を保つことをおすすめします。

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質問と回答

Q:ハイフンとは何ですか?


A:ハイフンとは、単語をつなげたり、一つの単語の音節を区切ったりするために使われる句読点です。

Q:ハイフンはどのような形をしていますか?


A:ハイフンは以下のような形をしています。-.

Q:ハイフンの使用は何と呼ばれていますか?


A: ハイフンの使用はハイフネーションと呼ばれています。

Q:ハイフンが入っている単語の例を教えてください。
A: Son-in-lawはハイフンが入っている単語の一例です。

Q:ハイフンは他の記号と混同されることがあるのでしょうか?


A:はい。ハイフンは、より長くて異なる用途を持つダッシュや、マイナス記号と混同されることがあります。


Q:ハイフンの長さは他の記号と比べてどのくらいですか?


A:ハイフンはこれらの記号の中で最も短いものです。


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