"I Don't Care" は、イギリスの歌手エド・シーランとカナダの歌手ジャスティン・ビーバーがレコーディングした楽曲です。シーランの4枚目のスタジオ・アルバム『No.6 Collaborations Project』からのリード・シングルとして、2019年5月10日にリリースされました。楽曲はエド・シーランとジャスティン・ビーバーに加え、ジェイソン・ボイド(Poo Bear)、プロデューサーのフレッド・ギブソン(Fred Again..)、マックス・マーティン、およびシェルバックとともに共同で書かれ、プロデュースも同チームが担当しています。この曲はシーランとビーバーにとって3度目のコラボレーションとなり、シーランはビーバーの2015年の楽曲「ラヴ・ユアセルフ」を共同作曲、さらに両者はラッパーのリル・ディッキーによる2019年のシングル「アース」に参加していました。
背景と制作
「I Don't Care」は、世界的に人気のある二人のポップスターがそれぞれの強みを持ち寄って制作したコラボ曲です。制作チームにはヒットメーカーであるマックス・マーティンとシェルバックが名を連ね、エドとジャスティンのメロディと歌詞にポップで聴きやすいプロダクションを重ねています。制作過程は共同作曲形式で行われ、スタジオでの即興的なアイデア出しやボーカルの掛け合いを取り入れたとされています。
楽曲の特徴と歌詞
音楽的にはダンス寄りのポップ・サウンドを基調に、軽快なリズムとシンセサイザーを用いたメロディが特徴です。歌詞のテーマは社交の場での居心地の悪さや不安を扱いながら、「その相手がいれば気にならない(気にしない)」という安心感や親密さを描いています。サビのキャッチーさや二人の声の掛け合いが印象的で、リスナーが共感しやすい内容になっています。
発表とチャート成績
2019年5月10日のリリース直後から世界各国のチャートで好成績を記録しました。オーストラリアとイギリスのシングル・チャートでは1位を獲得し、アメリカ合衆国とニュージーランドでは最高位2位を記録するなど、商業的に大きな成功を収めました。リリースは主にデジタル配信で行われ、多数のストリーミングプラットフォームで上位にランクインしました。
ミュージックビデオとプロモーション
シングルの発表に合わせてミュージックビデオや各種プロモーション活動が行われ、メディア出演やインタビューで楽曲の背景や制作エピソードが語られました。映像やパフォーマンスでは二人のキャラクターや親しみやすさが強調され、楽曲のもつ「居心地の悪さを緩和する安心感」というメッセージが視覚的にも表現されています。
評価と影響
批評面では、キャッチーなメロディと二人のボーカルの相性を評価する声が多く、一方でプロダクションが商業的であるとの指摘もありました。商業的成功により、両アーティストのコラボレーションとして広く認知され、プレイリストやラジオで長くローテーションされるヒット曲となりました。
クレジット(主な制作参加者)
- アーティスト:エド・シーラン、ジャスティン・ビーバー
- 作詞・作曲:エド・シーラン、ジャスティン・ビーバー、ジェイソン・ボイド(Poo Bear)、フレッド・ギブソン、マックス・マーティン、シェルバック
- プロデューサー:フレッド・ギブソン、マックス・マーティン、シェルバック ほか
- 収録アルバム:Ed Sheeran『No.6 Collaborations Project』(リード・シングル)
「I Don't Care」は、ポップスの大物同士によるコラボレーションとして幅広いリスナーに受け入れられ、2019年の代表的なシングルの一つとなりました。