イン・スルー・ジ・アウト・ドア(レッド・ツェッペリンのアルバム)
『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』は、レッド・ツェッペリンが1979年8月に発表した8作目のスタジオ・アルバム。キーボードを前面に出したサウンド、多彩なスタイル、独特のパッケージで知られ、バンド解散前最後のスタジオ作品となった。
『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』は、イングランドのロック・バンド、レッド・ツェッペリンによる8作目のスタジオ・アルバムである。1979年8月にアトランティック・レコードから発売された。グループのキャリア後期に発表された本作では、楽器編成のバランスに変化が見られ、それまでのツェッペリン作品の多くよりもキーボードとシンセサイザーが際立っている。プロデュースはギタリストのジミー・ペイジが担当し、バンドが従来使用してきたロンドンのスタジオを離れて録音された。
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2 画像録音とプロダクション
セッションは1978年から1979年にかけて、プライバシーと技術的能力を考慮して選ばれたスタジオで集中的に行われた。各メンバーが貢献するなか、ジョン・ポール・ジョーンズはアレンジャーおよびキーボード奏者としての役割を広げ、ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジョン・ボーナムはそれぞれ従来どおりボーカル、ギター、ドラムを担った。全体のプロダクションは重層的な音の質感とスタジオ技法を重視し、リフを軸とするロックと同じほどに、キーボードと雰囲気を際立たせている。
音楽、収録曲と主題
音楽的には、バンドが1960年代末から1970年代前半に手がけたハードなブルース・ロックへ戻るのではなく、ロック、ポップ、バラード、実験的なテクスチャーを混合している。全7曲はムードと楽器編成の両面で幅広い。シンセサイザーを多用したオープニング曲、サンバの影響を受けたミドルテンポのシングル、敬意を表して書かれた個人的なバラードなどが注目される。
- 「In the Evening」
- 「South Bound Saurez」
- 「Fool in the Rain」
- 「Hot Dog」
- 「Carouselambra」
- 「All My Love」
- 「I'm Gonna Crawl」
「Fool in the Rain」などにはラテン・パーカッションに着想を得た独特なリズム・ブレイクが用いられ、「Carouselambra」ではシンセサイザーと長尺のアレンジが強調されている。「All My Love」は、キーボード主導の情感豊かなバラードとして際立つ。
発売、評価とパッケージ
発売後、本作は商業的な成功を収め、アメリカ合衆国やイギリスを含む複数の国でアルバム・チャート首位に達した。当時の批評家の評価は分かれ、異なる音の質感を探求するバンドの意欲を称賛する意見がある一方、以前の作品における重厚なギター中心の作風を惜しむ声もあった。オリジナルのパッケージも特徴的で、スタンプ風のモチーフを配した茶色の紙製アウター・スリーブと、複数種類の内側の写真インサートで構成されていた。このコンセプトは、フィジカル・アルバムとしての本作をコレクターの間で特筆すべきものにした。
遺産と背景
『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』は、1980年のドラマー、ジョン・ボーナムの死と、その後のバンド解散によってキャリアが途切れる前の、グループ最後の重要なスタジオ作品と見なされることが多い。キーボードとスタジオ・プロダクションを重視した点は、リスナーがレッド・ツェッペリンの後期作品を再評価する際の視点に影響を与えている。すなわち本作は、単純なロックからの後退ではなく、長年培った強みを保ちながら新たなアイデアと技術に適応していくバンドを記録した作品である。バンドと本作については、『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』に関する資料、およびレコード会社によるアトランティックのアーカイブ資料を参照。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com イン・スルー・ジ・アウト・ドア(レッド・ツェッペリンのアルバム) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/46962