1957年インド大統領選挙:ラジェンドラ・プラサードの再選
1957年5月6日に実施されたインド第2回大統領選挙。選挙人団により現職のラジェンドラ・プラサードが再選され、2期を完全に務めた唯一のインド大統領となった。
概要
1957年インド大統領選挙は、インド憲法の下で行われた第2回の大統領選挙である。1957年5月6日、連邦議会両院の選出議員および各州立法議会の選出議員から成る選挙人団により、間接選挙として実施された。現職のラジェンドラ・プラサード博士は第2期を目指して立候補し、余裕をもって再選された。
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1 画像選挙制度
インド大統領は、国民による直接投票ではなく選挙人団によって選出される。選挙人団は、ローク・サバー(人民院)とラージヤ・サバー(連邦院)の選出議員、ならびに各州立法議会の選出議員で構成される。選挙人団における票には、州と連邦議会の代表性の均衡を図るための加重がある。各議員の票の価値は、当時有効な直近の国勢調査に基づき、州の人口と選出議員数を考慮する算式によって定められる。
選挙は単記移譲式投票による比例代表制を採用し、秘密投票で行われる。選挙人は候補者への選好順位を示し、集計では票が配分され、必要に応じて移譲される。その過程は、候補者の一人が必要な当選基数に達するまで続けられる。
候補者と結果
1957年の選挙は、実質的には競争的なものではなかった。1950年から同国初代大統領を務めていたラジェンドラ・プラサード博士は、1957年総選挙後に連邦議会および多くの州議会で圧倒的多数を有していたインド国民会議の支持を受けた。ほかに2人の候補者が出馬したが、選挙人団で得た票の割合はいずれも小さかった。公式記録によれば、ラジェンドラ・プラサードは選挙人団の集計で459,698票を得た。これに次ぐ候補者は2,672票のチョードリー・ハリ・ラムであり、ナゲンドラ・ナラヤン・ダスは2,000票を獲得した。
手続きと集計
候補者の推薦および資格審査は法定の手続きに従って行われ、選挙人のみを対象とする投票はインド選挙管理委員会の監督下で実施された。単記移譲式投票が用いられたため、選挙人は順位を付した選好を表明できた。しかし実際には、現職を支持する圧倒的多数により、長期にわたる票の移譲を経ることなく決定的な結果が生まれた。秘密投票と正式な集計規則は、一般有権者ではなく議員によって行われる間接選挙においても、秩序立ち透明性のある結果を確保するために設けられていた。
意義とその後
1957年のプラサード再選は、インド共和国の初期における制度的継続性を強めた。彼は1950年代から1960年代初頭にかけて大統領を2期完全に務め、現在もなお、同職を2期完全に在任した唯一の人物である。この選挙は、選挙人団の仕組みと、連邦議会・州議会における政党の多数派の強さが、インドの間接大統領選挙の結果をいかに左右するかを示している。大統領職は憲法上、無党派的で主として儀礼的なものとされるが、選挙人団内の政党配置は結果に決定的な影響を及ぼす。
注目すべき事項
- この選挙は、インド国民会議が広範な立法府の多数派を享受していた1957年総選挙の直後に行われた。
- 投票では移譲可能な投票用紙が用いられ、候補者間の単純な相対多数ではなく、選挙人の間の合意に基づく選択を生み出す仕組みとなっていた。
- ラジェンドラ・プラサード博士は、インド大統領に2期選出された唯一の人物であり続けている。
1957年大統領選挙は、独立後の初期数十年において、国家元首を選ぶ憲法上の手続きが政党支配とどのように相互作用したかを示す例として、インドの政治発展に関する研究でしばしば取り上げられる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 1957年インド大統領選挙:ラジェンドラ・プラサードの再選 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/47120