世界産業労働者組合(IWW)
1905年に設立された急進的な国際労働組合。産業別組合主義、直接行動、労働者の連帯を掲げ、「ウォブリーズ」、歌、不熟練労働者や移民労働者の組織化で知られる。
世界産業労働者組合(IWW)は、一般に「ウォブリーズ」と呼ばれる、1905年に設立された国際的な労働組合である。産業別組合主義と草の根の労働者組織化を推進している。IWWは創設当初から、同一産業のすべての労働者は単一の組合に属すべきであり、労働者階級は職種、言語、民族の違いを越えて組織されるべきだと主張し、職能別組合とは一線を画した。
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10 画像起源と初期の活動
IWWは、アメリカ合衆国および国外で高まっていた急進的労働運動の潮流から生まれた。初期の指導者および著名な組合員には、ウィリアム「ビッグ・ビル」・ヘイウッド、ジョー・ヒル、エリザベス・ガーリー・フリンがいた。同組合は、鉱業、伐採、農業、製造業などで不熟練労働者、移動労働者、周縁化された労働者を組織したことで知られる。また、1910年代には言論の自由をめぐる闘争や注目を集めたストライキを展開した。
理念と組織
IWWの中核的な考え方には、職種の枠を越えた連帯、ストライキや怠業を含む労働者による直接行動、そして生産の統制を資本所有者ではなく労働者へ移すという目標がある。IWWは、一般組合員が大きな影響力を行使する分権的な組織構造を支持した。また、共通の文化を育むため、『リトル・レッド・ソングブック』のような広く配布される資料を刊行した。
戦術、文化と主な特徴
- 直接行動を重視し、ストライキ、職場での組織化、ときにはゼネラル・ストライキを行った。
- 音楽、歌、パンフレットを用いて主張を広め、士気を維持した。
- 多くの他組合が排除していた時代に、移民、女性、有色人種を組織化の中心に据えた。
- 組合員はしばしば逮捕、裁判、政府による弾圧に直面した。
IWWは、とりわけ第一次世界大戦期と戦後の赤狩りの時期に、使用者と国家から激しい反対を受けた。多くの活動家が逮捕され、組合活動は制限された。こうした圧力、内部の分裂、主流派組合との競合により、1910年代から1920年代にかけて組合は大きく衰退した。
組合員数は20世紀初頭のピークに戻らなかったものの、IWWは国際的な支部をもつ存続した急進的組合として活動を続け、サービス業、木材産業などで時折成功した運動を展開してきた。その遺産は、労働史、職場における直接行動の戦術、抗議文化の中に残っている。詳細と歴史資料については、IWW公式サイトを参照。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 世界産業労働者組合(IWW) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/47246
出典
- en.wikisource.org : Industrial Workers of the World
- pbs.org : "People & Events: The Industrial Workers of the World"
- historylink.org : "Industrial Workers of the World (IWW)"
- u-s-history.com : "Industrial Workers of the World (I.W.W.)"
- library.arizona.edu : "PREAMBLE AND CONSTITUTION of the INDUSTRIAL WORKERS OF THE WORLD"