ジェームズ・バーバー(生化学者): 光合成研究者・膜タンパク質専門家
英国の生化学者ジェームズ・バーバー(1940–2019)は、光合成、光化学系II、酸素発生複合体の研究で知られ、基礎機構と太陽エネルギー応用を結ぶ業績を残した。
概要
ジェームズ・バーバー FRS FRSC MAE(1940年7月16日生まれ)は、光合成、とくに光による水分解を担うタンパク質群の研究で知られる英国の生化学者であった。インペリアル・カレッジ・ロンドンでの長い研究生活に加え、海外での客員職も通じて、構造生物学、生化学、生物物理学の手法を組み合わせ、光合成膜や複合体がどのように光エネルギーを化学エネルギーへ変換するかを解明しようとした。2019年1月初旬に死去した。
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2 画像研究分野と業績
バーバーの研究は、酸素発生型光合成において水の酸化を触媒する膜結合タンパク質複合体、光化学系IIに集中していた。彼は酸素発生複合体の構造と機能を研究し、金属補因子の役割や、効率的な光駆動触媒反応を可能にするタンパク質環境に注目した。研究室では、分光法、生化学、モデル系を組み合わせ、膜タンパク質がどのように組み立てられるのか、電子移動とプロトン移動がどのように協調するのか、またこうした自然システムがいかに人工的手法の着想源となりうるのかを探究した。
方法と科学的姿勢
バーバーは、異なる分野の技術を統合する研究者として知られ、高分解能の構造情報と機能測定を結びつけることを重視した。この学際的な姿勢は、分子レベルの記述と生理機能のあいだの隔たりを埋めるのに役立った。彼はまた、自然の光合成に関する知見を人工的、あるいは生体模倣的な太陽エネルギー技術の開発に応用すべきだと早くから主張した。
経歴と職務
バーバーはキャリアの多くをインペリアル・カレッジ・ロンドンで過ごし、上級研究員および生化学教授として、目立つ研究室運営と指導の役割を担った。部局紹介はインペリアル・カレッジを参照。さらに、トリノ工科大学やシンガポールの南洋理工大学で客員職を務め、そこでNTUの名誉教授として共同研究や教育に携わった。
受賞と評価
- 王立協会フェローおよび王立化学会フェロー(FRS, FRSC)。
- オーストラリア科学アカデミー会員(1995年選出)— オーストラリア科学アカデミーを参照。
- スウェーデン王立科学アカデミー会員(2003年選出)— スウェーデン王立科学アカデミーを参照。
- 基礎研究と応用エネルギー科学の双方にまたがる貢献をたたえられ、2005年のENI賞を含む国際的な賞を受賞した。
遺産と意義
バーバーの研究は、膜タンパク質複合体が穏和な条件下で難しい化学反応をどのように実行するかについての理解を深めた。構造と機能の関係を重視し、生物学的知見をエネルギー解決へつなげるという彼の姿勢は、人工光合成や再生可能エネルギーの研究に取り組む後続世代に影響を与えた。同僚たちは、厳密な実験、学際的な協働、学生や博士研究員への継続的な指導で彼を記憶している。
参考としてさらに読む
機関の要約や代表的な論文については、上記の部局ページやアカデミーのプロフィールを参照するとよい。そこでは、彼の研究室が扱ったテーマ、彼が執筆した総説、そして生物学的機構をエネルギー課題の解決に役立てるという彼の考え方を、より詳しく知ることができる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ジェームズ・バーバー(生化学者): 光合成研究者・膜タンパク質専門家 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/49183
出典
- imperial.ac.uk : Professor James Barber, 1940-2020