桓武海山(カンム・ギヨー)
桓武海山(カンム・ギヨー)は、太平洋のハワイ・天皇海山列にある、山頂が平坦な死火山の海底火山。日本の桓武天皇にちなんで名付けられた。
桓武海山(かんむかいざん)は、太平洋中央部にある海底の火山性山地で、ハワイ・天皇海山列の一部として知られる。山頂が平坦であるため、一般にカンム・ギヨーとも呼ばれる。この形状は、かつて島であったものが波浪によって削平され、その後に海面下へ沈降した場合に典型的にみられる。名称は日本の桓武天皇に由来する。死火山に分類され、近年の活動記録はなく、最後の噴火時期は不明である。
画像ギャラリー
3 画像地質と形態
桓武海山は、移動する太平洋プレートの下にある定常的なホットスポットからマグマが上昇して形成された海底火山構造である。火山活動によって山体が海面上まで成長していた時期には、海岸侵食やサンゴ礁の発達が起きていた可能性がある。その後の冷却とリソスフェアの沈降により、ギヨー、または卓状海山を特徴づける平坦な山頂が生じた。地質学者はこのような地形を海底火山や海山と呼び、なかでも山頂が平らな種類をギヨーと呼ぶことが多い。
年代、テクトニクスと海山列での位置
ハワイ・天皇海山列は、太平洋プレートがマントル・ホットスポット上を移動してきた長期的な記録を残している。桓武海山のような個々の海山は、数百万年前に起きた火山活動の時期を示す。海山列に沿った相対的位置は、プレート移動方向とホットスポット活動が時代とともにどのように変化したかを復元する手がかりとなる。桓武海山の起源は、このホットスポットの軌跡という枠組みの中で理解するのが最も適切である。
生態と科学的意義
活動を停止しているものの、桓武海山には周囲の深海平原とは異なる深海生息地がある。海山は海流を集中させ、固着性生物のための硬い基質を提供するため、生物多様性のホットスポットとなり、一部の地域では漁業にとっても重要である。研究者は、過去の海水準、火山過程、固有の生物群集を調べるためにギヨーの地図作成や試料採取を行う。こうした調査では、海底地形測量とドレッジによる採取が一般的な手法である(太平洋の研究計画)。
要点と区分
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 桓武海山(カンム・ギヨー) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/52049
出典
- sciencemag.org : "The Emperor Seamounts: southward motion of the Hawaiian hotspot plume in Earth's mantle,"
- doi.org : DOI:10.1126/science.1086442
- mbari.org : "Life-cycle of Hawaiian hot spot volcanoes"
- geographic.org : "Kammu Guyot"
- volcanolive.com : Kammu Seamount