鳥についてはトビ(鳥)を参照。凧は、風と表面の形によって空中に保たれる係留式の飛行物体である。多くは、ブライドルに取り付けた1本以上の糸を地上から操作し、単純な子どもの玩具から、複雑なスポーツ用・作業用具まで幅広い。
概要
凧は、表面を流れる風が揚力を生むことで飛ぶ。伝統的な凧は木枠に布や紙を張ったものが多いが、現代的な設計では合成繊維や、枠を持たないセル状の構造もよく使われる。飛行は、風速、風に対する角度、糸の張力、そして凧の形状に左右される。凧には、受動的に飛ぶ1本糸のものと、積極的に操縦する多本糸のものがある。
部品と一般的な特徴
- フレーム: 形を与える骨組み(木、竹、グラスファイバー、カーボン)。
- セイル/キャノピー: 風と相互作用する面。
- ブライドル: 凧本体と飛行糸をつなぎ、迎え角を決める糸。
- 飛行糸: 凧を制御し、固定する係留索。
- 尻尾と安定装置: 風が変わりやすい条件で飛行を安定させる。
種類と用途
形にはさまざまなものがあり、平面凧、弓形や準剛性のタイプ、箱凧とセル状凧、パラフォイル、そして現代のスタント用またはパワー用凧などがある。祭りでの展示を目的にしたものもあれば、競技飛行、航空写真、気象観測、牽引(ボードや車両を引くこと)、さらにカイトボーディングのようなエクストリームスポーツに使うものもある。歴史的な用途には、合図や科学実験も含まれ、たとえば凧と電気を組み合わせた初期の研究がある。
歴史と文化的重要性
凧にはアジア各地に古い歴史があり、初期の発展は中国とインド亜大陸で記録されている。何世紀にもわたって世界各地に広がり、季節の祭り、技能を競う大会、儀礼的な用途など、文化的な役割を担うようになった。多くの国では強い凧の伝統があり、好風と文化行事が重なる時期に毎年の催しが祝われている。
安全性と特記事項
凧揚げは一般に安全だが、送電線、道路、嵐の近くでは危険になりうる。強い糸や大型の牽引用凧は、けがや物損の原因となることがある。地域によっては、サイズの制限や大規模な展示に許可を求める規則がある。技術的・文化的な側面の詳細は、一般的な凧の概説を凧の資料で参照できる。