Liveは、アメリカの歌手Usherのライブアルバムです。1998年10月15日・16日にテネシー州チャタヌーガで録音され、1999年3月23日にLaFace Recordsからリリースされました。音声のみのアルバム・バージョンと、映像を収めたビデオバージョンの両方が発売され、どちらも当時のツアーでのパフォーマンスを記録した作品です。内容はデビュー期から『My Way』(1997年)期の楽曲を中心に構成されており、スタジオ・アルバムの合間にリリースされたことで、次作までのギャップを埋める役割を果たしました。
評価とチャート成績
Liveに対する批評は賛否両論で、ライブ音源としての臨場感や観客との一体感を評価する声がある一方で、アッシャーの声質やライブ・ミックスについて否定的な意見も散見されました。商業面では、ビルボード200で73位、R&B/Hip-Hopトップアルバムチャートでは30位を記録し、映像作品としてのチャート(Top Music Videos)でも高順位を獲得しており、ライブ作品として一定の注目を集めました。
売上と認定
このアルバムの音声版と映像版は、いずれも米国での流通を中心に売り上げを伸ばし、RIAAによってゴールドに認定されました。なお、RIAAの認定基準は媒体によって異なり、音声アルバムのゴールド認定は通常50万枚の出荷を意味しますが、音楽映像(長尺ビデオ)に適用されるゴールド基準は別枠(例:5万枚)となるため、音声版と映像版それぞれが当時の基準を満たして認定を受けた形です。
意義
『Live』は、スタジオ録音とは異なる生のパフォーマンスを記録した作品として、アッシャー初期のステージングや歌唱スタイルを知るうえで価値のある一枚です。次作『8701』へとつながる過程を補完する記録として、ファンや当時のR&Bシーンのドキュメント的役割も果たしています。