ロスト・イン・スペース(1965–1968)—アーウィン・アレン製作の米SFテレビシリーズ(全83話)
1965–68の傑作SFドラマ『ロスト・イン・スペース』全83話を紹介。アーウィン・アレン製作、ジョニー・ウィリアムズ音楽、豪華キャストとレトロSFの魅力を徹底解説。
Lost in Spaceは、アーウィン・アレンが製作し、20世紀フォックスのスタジオで制作されたアメリカのSFテレビシリーズである。1965年から1968年までCBSで放送され、3シーズン、全83話が制作された。第1シーズンはモノクロで、第2、第3シーズンはカラーで放送された。主演はガイ・ウィリアムズ,ジューン・ロックハート,マーク・ゴダール,マルタ・クリステン,ビリー・ミューミー,アンジェラ・カートライト,ジョナサン・ハリスです.この番組の音楽はジョニー・ウィリアムズが作曲しました。
あらすじ(概要)
物語は、ロビンソン一家――父ジョン、母モーリーンとその子どもたち(長女ジュディ、長男ウィル、次女ペニー)――が新天地でのコロニー建設を目的に宇宙船「ジュピター2号」で航行するところから始まる。航行中に宇宙探検家として同行したドクター・ザカリー・スミスの思わぬ行動(敵のスパイとしての陰謀や偶発的な破壊行為)により、船は予定経路を外れ、未知の宇宙へ“迷い込んで”しまう。以後、家族は様々な未知の惑星や危険、奇妙な生命体に遭遇しながら、生き延びつつ居場所を探していく。
主な登場人物とキャラクターの特徴
- ジョン・ロビンソン(演:ガイ・ウィリアムズ) — 家族を率いる指導者であり、冷静沈着な父親。
- モーリーン・ロビンソン(演:ジューン・ロックハート) — 医師であり母親役。知性と慈愛にあふれる人物。
- ドン・ウェスト(演:マーク・ゴダール) — 宇宙船のパイロット兼技術者。冒険的で行動的。
- ジュディ(演:マルタ・クリステン) — 長女。家族の中ではしっかり者の青年女性。
- ウィル(演:ビリー・ミューミー) — 天才的な少年で、好奇心旺盛。ロボットとの友情が物語の重要な軸となる。
- ペニー(演:アンジェラ・カートライト) — 次女。成長過程の描写が多く家族内の柔らかい要素を担う。
- ドクター・ザカリー・スミス(演:ジョナサン・ハリス) — 当初は陰謀・裏工作を行う「敵役」的な配置だったが、ハリスの演出の変化によりコミカルで自己中心的、かつ愛すべきキャラクターへと変化していった。
- ロボット(B-9) — 外観は銀色の機械的スーツで、内部に人が入って操演するタイプ。感情的な保護者的役割を持ち、「Danger, Will Robinson!」(日本語訳で「危ない、ウィル・ロビンソン!」)などの印象的な台詞で知られる。スーツ操演はボブ・メイ、声はディック・タフェルなどが担当した(製作側スタッフの詳細は後述)。
制作と演出の変化
企画は家族向けSFとして始まり、アーウィン・アレンのプロダクションが派手なセットや特殊効果を用いて映像化した。第1シーズンは比較的シリアスな冒険譚の色合いが強かったが、視聴率やスポンサーの要請、キャストの演出上の工夫により、第2シーズン以降はコメディ調の場面やキャラクター性を強調する方向にシフトした。特にジョナサン・ハリス演じるドクター・スミスは、当初の設定より大幅に役回りが膨らみ、シリーズを象徴する人気キャラクターとなった。
ロボットと特殊効果
ロボット(通称B-9)は視覚的にも技術的にも番組の目玉で、当時としては印象的なプロップだった。ロボットの外観や動き、音響効果は子どもから大人まで強い印象を残し、後年にわたってテレビ史に残るアイコンとなった。セットやミニチュアを使った特殊効果も多用され、制作スタッフは限られた予算の中で創意工夫を重ねた。
放送、エピソード構成とフォーマット
シリーズは3シーズン全83話で構成される。第1シーズン(モノクロ)は全体的に冒険と危機の描写が中心で、エピソードごとに独立したストーリーが多い。第2、第3シーズン(カラー)では、より家族ドラマやキャラクター性、コミカルな瞬間が増え、視覚的にも派手な演出が導入された。
音楽
主題・劇伴の多くは若き日のジョニー・ウィリアムズ(後にジョン・ウィリアムズとして知られる)が手がけ、緊張感と冒険心を引き立てるスコアが番組の雰囲気作りに寄与した。ウィリアムズは後に映画音楽の巨匠として世界的な名声を得るが、本作の音楽も彼の初期作の重要な一つとして評価される。
反響とその後の展開(遺産)
- 放送当時から子どもや家族層に人気を博し、後年にわたり根強いファンを持つ作品となった。
- 1990年代には実写の長編映画化(1998年)も行われ、原作の世界観を現代的に再解釈した作品が公開された。
- 2010年代にはNetflixなどでのリブート(2018年スタートの新シリーズ)をはじめ、各種メディアで再評価や再構築が続いている。これらの新作は原作の「家族で未知に挑む」テーマを継承しつつ、現代的な脚色や設定変更を加えている。
- 商品化・各種コレクション、DVD/Blu-rayでのソフト化、展示会などを通じて、番組に関する資料やプロップはコレクターズアイテムとしても注目を集めている。
評価と文化的影響
「Lost in Space」は当時のSFテレビの中でも視覚的インパクトとキャラクターの強さで記憶されている。特にロボットやドクター・スミスのキャラクターはポップカルチャーに定着し、多くのパロディやオマージュの対象となった。シンプルな家族愛と冒険心、未知への恐れと好奇心を描いた点が長く愛される理由である。
参考と入手
オリジナルシリーズはDVDやBlu-rayで再発売されており、音声・映像の修復版や特典映像を含むコレクターズエディションも存在する。リブートや映画版と合わせて視聴すると、同一コンセプトの異なる解釈や時代ごとの表現の変遷が分かりやすい。
注:本記事はオリジナルシリーズ(1965–1968)の概要と後続の主要な展開を概説したものであり、各エピソードの詳細や制作スタッフの個別情報は別項での詳述が望ましい。
プロット
ロスト・イン・スペース』の舞台は1997年。アメリカはロビンソン一家を、生命が存在するとされる惑星アルファ・ケンタウリへの宇宙ミッションに送り出す。しかし、このミッションを妨害しようとしたスミス博士は、誤って船ジュピター2号の中に閉じ込められてしまう。地球に戻ろうとした博士は船の進路を変えてしまい、ロビンソン一家は絶望的な宇宙迷走をすることになる。しかし、突然の打ち切りにより、この物語は完結することはなかった。最終回では、スミス博士とロビンソン一家はまだ宇宙で迷子になっており、廃品置き場から出られなくなっている。
キャスト
- ロビンソン家の父、ジョン・ロビンソン博士役 ガイ・ウイリアムズ
- ロビンソン家の母、モーリーン・ロビンソン役 ジューン・ロックハート
- マーク・ゴダード(ジュピター2号船長 ドン・ウェスト少佐役
- ロビンソン家の長女、ジュディ・ロビンソン役のマルタ・クリステン
- ロビンソン家の一人息子で末っ子のウィル・ロビンソン役 ビリー・ミューミー
- アンジェラ・カートライト(ロビンソン家の次女、ペニー・ロビンソン役
- ジョナサン・ハリス(ザカリー・スミス博士役
外部リンク
IMDbにLost in Spaceの記事が掲載されました。
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