中世ラテン語
中世ラテン語は、中世に使われていたラテン語の形式である。主に学者や中世ローマカトリック教会の典礼語として使われたほか、科学や文学、行政の言語としても使われた。
中世ラテン語は、その著者の多くが聖職者であったにもかかわらず、教会ラテン語と混同されてはならない。後期ラテン語が終わり、中世ラテン語が始まる正確な境界線については、本当のところ意見が一致していない。4世紀半ばの初期キリスト教ラテン語の台頭から始まるという学者もいれば、500年頃から始まるという学者もいる。
中世ラテン語テキストのあるページ(Carmina Cantabrigiensia, Cambridge University Library, Gg.
中世ラテン語の重要な作家
4~5世紀
- アイーテリア
- 聖ジェローム(347頃~420頃)
6~8世紀
- ギルダス(570年頃)
- ヴェナンティウス・フォーチュナトゥス
- トゥールのグレゴリウス
- セビリアのイシドール(560頃~636頃)
- ベデ(672頃~735頃)
9~10世紀
- ラテリウス
- メルゼブルクのティートマール(975~1018年)