New Play Control! は、NintendoがWii向けに再発売した短期シリーズの名称である。これらは完全なリメイクではなく、既存のゲームキューブ作品をWiiの独自の入力方式と表示仕様に合わせて調整したものであった。このラインは、たとえば『ピクミン』や『ピクミン2』を、操作体系を再設計し、16:9のワイド画面表示でWiiユーザーに提供したことで知られている。合計では、New Play Control! のタイトルは国際的には6作が発売され、さらに日本限定の作品が1作存在した。

目的と設計方針

New Play Control! 版の主な目的は、人気のあるゲームキューブ作品を、ゲームを最初から作り直すことなくWii本体で遊びやすくし、アクセスしやすくすることだった。Nintendoは大幅なグラフィックの刷新や追加要素よりも、入力方法と表示の変更に重点を置いた。開発側は元の操作をWiiリモコンとヌンチャクに割り当て、ポインタによる照準、モーション操作、Wiiの2分割型コントローラに合わせたボタン表示の変更を加えた。

代表的な変更点

  • 操作: 移動は多くの場合ヌンチャクのアナログスティックに割り当てられ、Wiiリモコンは照準、選択、動作に応じたモーション操作を担当した。
  • 画面形式: 画面は元の4:3ではなく16:9で表示され、必要に応じてカメラやHUDの調整が行われ、ゲームの見やすさが保たれた。
  • ユーザーインターフェース: ボタンアイコンやメニュー操作は、Wiiのコントローラと表示の慣例に合わせて更新された。
  • 基本内容: ステージ、アセット、基本システムは大きく維持されており、New Play Control! 版は元のゲームデザインとテンポを概ね保っていた。

評価とプレイヤー層

批評家やプレイヤーは一般に、古い本体を用意しなくてもWiiでゲームキューブ作品を楽しめる手軽な方法として New Play Control! を歓迎した。レビューでは、遊びやすさの向上や、特定のジャンルにおけるポインタ操作・モーション操作の魅力が高く評価される傾向があった。一方で、これらは規模の小さな調整版にとどまり、完全なリマスターではないと指摘する声もあった。長年のファンの中には、元の操作方法や見た目を好む人もいた。

発売状況と影響

New Play Control! の作品は小売用のWiiディスクとして販売され、発売地域によって差があった。シリーズ自体が小規模かつ選択的だったため、いくつかの作品はコレクターの間で人気が高まり、入手性も市場によって異なった。このシリーズは、Nintendoがときおり過去のタイトルを選んで新しいハードの特長に合わせる戦略を示す例であり、包括的な技術的刷新よりも、入力と表示の互換性を優先していた。

注: New Play Control! 版は、完全なリマスターやHDコンピレーションとは異なり、元のゲームの構成やアセットをほぼそのまま保ちながら、操作の調整とワイド画面表示を重視している。