オフィオライト
オフィオライトとは、地球の海洋地殻とその下にある上部マントルが隆起し、海面上に露出したものである。オフィオライトを構成する岩石は、玄武岩が変化したものである。岩石は緑色をしていることが多い。
アルプス山脈やヒマラヤ山脈などの山地帯で見られる。アルプス山脈やヒマラヤ山脈などの山地帯に見られるもので、かつての海洋盆地が沈み込みによって消滅した場所を示している。これは、プレートテクトニクスの発見の一つである。オフィオライトは、プレートテクトニクス理論や古代の山地帯の解釈において、常に中心的な役割を担ってきた。


原生代から古生代初期の上部マントルを起源とするオーストリア産のオフィオライト質サーペンチナイト。このかんらん岩は、後の山脈にメタモポーズされた。


オフィオライトの断面図
層位と定義
オフィオライトに見られる層序序列は、中大洋海嶺での岩石圏形成プロセスによって引き起こされたものである。
- 堆積物:地殻形成後に堆積した泥(黒色頁岩)、チャートなど。
- 玄武岩の枕状ラバはマグマと海水の接触を示す。
- 垂直で平行な堤防は、その上に溶岩を供給する。
- マグマ溜りから沈殿した鉱物によるギャッブロ。
- ペリドタイト:マントル岩石鉱物で、造山活動で加熱・加圧されたもの。


オフィオライトの理想的な層序配列