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へびつかい座:蛇を持つ者の星座

へびつかい座は天の赤道付近にある大きな星座で、蛇を持つ者アスクレピオスと結び付けられる。ラス・アルハゲなどの明るい星や複数の球状星団を含み、黄道上に位置する。

概要
へびつかい座(ギリシア語で「蛇を持つ者」の意)は、天文学者が認める現代の88星座の一つである。天の赤道の近くに位置し、天の川の中心部から北西へ広がる広大な空の領域を占める。この星座は、蛇をつかむ人物像との視覚的な結び付きで知られる。蛇はへび座として表され、へび座はへびつかい座の両側に位置する二つの部分に分かれた、唯一の星座である。

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恒星と深宇宙天体

最も明るい恒星はラス・アルハゲ(へびつかい座アルファ星)で、人物像の頭を示す白色巨星である。ほかの肉眼で見える星々が「蛇を持つ者」の輪郭を形作り、いくつかの多重星系や双眼鏡で分離できる二重星も見つけられる。へびつかい座には興味深い深宇宙天体も数多くある。球状星団のメシエ10とメシエ12はこの星座の境界内にあり、近傍の高固有運動を示す赤色矮星バーナード星もよく知られた研究対象である。現代の星座境界は、20世紀に国際天文学連合(IAU)によって標準化された。

歴史と神話

へびつかい座の起源は古く、古典時代の天文学者によって星表に記載された。ギリシア神話ではしばしば、死者を生き返らせることができた治癒者アスクレピオスと結び付けられる。この力ゆえに、ゼウスは彼を星々の間に置いたとされる。蛇を手にする男性の図像は他の文化にも類例があり、古代から中世に至る星図に描かれている。へび座は、へび座頭部(セルペンス・カプト)とへび座尾部(セルペンス・カウダ)に分かれる伴星座であり、この情景を視覚的に際立たせている。

黄道における役割と現代の議論

太陽は黄道に沿ってへびつかい座が占める領域を横切るため、1年の一部の期間には太陽がこの星座内にあるように見える。伝統的な占星術では、固定された区分から成る模式的な12星座の黄道帯を用いるため、太陽が通過するにもかかわらず、へびつかい座は古典的な占星術の黄道十二宮には含まれていない。このため天文学者は、黄道に沿って13の星座が並ぶ帯に言及することがあり、一般の関心や大衆メディアでの時折の混乱を生んでいる。星図と占星術の表は、体系や日付によって異なるため比較する必要がある。星座の簡潔な一覧については、星座一覧を参照。

観測のヒントと注目すべき事実

へびつかい座は、中緯度の北半球では夏から秋にかけて最も見やすい。天の赤道の近くにあり、銀河中心領域の北西に位置するため、この一帯の星野は豊かで、淡い星団も含まれる。太陽がその領域を通過するものの(黄道と黄道十二宮に関する注記)、大半の星図では黄道十二宮の一つには数えられない。宇宙探査機ボイジャー1号は、空の上で見た場合にへびつかい座とおおむね同じ方向へ進んでいる(ボイジャー1号)。これは、宇宙機の軌道方向に対するこの星座の位置を示す事実として、時に言及される。

へびつかい座は、古典神話、興味深い恒星観測の対象、そして黄道をめぐる現代の議論における役割を併せ持つ。文化史、肉眼観察、望遠鏡観測のいずれの観点から見ても、北天で目立つ、歴史的に豊かな星座であり続けている。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com へびつかい座:蛇を持つ者の星座

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/72842

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