パルモリーブ・ビルディング:シカゴ、ミシガン・アベニューのアール・デコ高層塔
シカゴのノース・ミシガン・アベニュー919番地に1929年完成した37階建てのアール・デコ建築。コルゲート・パルモリーブ・ピート社の本拠として建てられ、後にプレイボーイ・エンタープライズのオフィスやクラブ施設でも知られた。
パルモリーブ・ビルディングは、シカゴのマグニフィセント・マイル、ノース・ミシガン・アベニュー919番地に建つ37階建てのオフィスタワーである。1929年に完成し、著名な設計事務所ホラバード&ルートが設計した。アメリカのアール・デコ商業建築の一例として広く挙げられ、その高さ、段状に後退するセットバック、装飾的な冠部には、当時重視された垂直性と装飾的細部が表れている。
画像ギャラリー
6 画像建築と特徴
外観は石造のファサードを用い、テラスを生むセットバックによって、スカイラインの中で際立つシルエットを形づくっている。上層階は湖と大通りを望む良好な眺望が得られるよう配置され、冠部は看板と照明の焦点となってきた。内部では、ロビーと動線空間に耐久性の高い素材と簡素化された古典的装飾が歴史的に用いられており、1920年代後半の商業施設の内装に典型的な特徴を備える。
沿革と用途
このタワーは、当初コルゲート・パルモリーブ・ピート社のために建設され、本社およびショールームとして使われた。20世紀半ばには、上層階を使用しクラブや娯楽施設を運営したプレイボーイ・エンタープライズとの結び付きが強まり、この関係から「プレイボーイ・ビルディング」という通称も得た。時代とともに、建物にはオフィスやクラブが入り、一部は住宅へ転用されるなど、複合的な用途に供されてきた。
ミシガン・アベニューという目立つ立地と特徴的なアール・デコの外観により、パルモリーブ・ビルディングはシカゴの建築的遺産を論じる際にしばしば取り上げられる。これは同市における20世紀初頭の商業的発展と、歴史的な高層建築を変化する入居者や機能に適応させる傾向を示している。
主な事実と特徴
- アメリカでのアール・デコ隆盛期の終盤に近い1929年に完成した。
- シカゴの複数のランドマークを手がけたホラバード&ルートが設計した。
- パルモリーブ・ビルディングのほか、後年の入居者にちなみ非公式にプレイボーイ・ビルディングとしても知られる。
現在もこの建物はマグニフィセント・マイル沿いで目を引く存在であり、時代を映す様式と、シカゴの商業・文化の変遷を反映する重層的な歴史によって認識されている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com パルモリーブ・ビルディング:シカゴ、ミシガン・アベニューのアール・デコ高層塔 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/74245
出典
- nrhp.focus.nps.gov : "National Register Information System"