力織機は、布を織るための機械駆動式の装置であり、手織機の操作者の労働を置き換えたり補ったりするよう設計されている。初期の力織機は中央の駆動軸またはラインシャフトによって動かされ、回転運動を、経糸を上げ、緯糸を通し、布を所定の位置へ打ち込むための反復的で同期した動きへ変換した。手動の織機から機械化された製織への移行は、生産速度と均一性を大きく高め、繊維製造における決定的な進歩となった。
基本構成と動作
設計には違いがあるものの、ほとんどの織機は、経糸と緯糸を組み合わせるために連動する基本部品を備えている。代表的な要素は次のとおりである。
- 織り前後の糸を保持する経糸ビームと布ビーム。
- 経糸を上下させて開口部(シェッド)を作る綜絖とハーネス。
- シェッドを横切って緯糸を運ぶ装置。歴史的にはシャトルが用いられ、後にシャトルレス方式へ置き換えられた。
- 緯糸を所定位置へ打ち込み、布幅を保つための筬。
基本的な工程は、開口、緯入れ、打ち込みを何度も繰り返す。制御は純粋に機械式であることもあれば、電子機器やコンピュータプログラムが補助することもあり、とくに柄物や技術用織物向けの現代的な織機でその傾向が強い。
歴史と主な発展
最初の実用的な力織機の構想は1780年代にエドマンド・カートライトによって開発され、彼は1784年から1785年にかけて特許を取得し試作機を製作した。初期のモデルは、その後数十年にわたり信頼性を高め、糸切れを減らすため改良された。19世紀までに機械化された製織は英国や他地域に広まり、産業革命の中核をなす存在となった。ウィリアム・ホロックスなどの発明家、さらに後代の発明者たちは、歯車、杼の機構、フレーム設計を改良し、コストを下げ、生産量を増やした。
自動化とノースロップ織機
連続運転へ向けた大きな進歩は、緯糸の自動補給装置の発達によってもたらされた。アメリカの発明家ジェームズ・ヘンリー・ノースロップは19世紀後半に、自動で糸を通すシャトルと緯糸交換の自動機構を導入し、織機が手作業の介入なしにより長く稼働できるようにした。「ノースロップ」型の自動織機は非常に大きな影響を与え、極めて大量に生産され、工場労働の形態と生産性を変えた。
後期の革新と織機の種類
20世紀には、ラピア、エアジェット、ウォータージェットを含むシャトルレス織機がより一般的になった。これらの方式は重いシャトルを不要にし、とくに軽量から中量の織物でより高速に動作できる。その他の現代的な進歩としては、柄出しのための電子制御やコンピュータ制御(たとえばドビーおよびジャカード方式)、技術用織物向けの素材特化機、個人の織り手や小規模工房にも適した小型のコンピュータ駆動織機がある。
用途、影響、区別
力織機は今なお織物生産の基盤であり、衣料品、家庭用繊維、産業用織物、技術材料の製造に用いられている。その普及は労働構造を変え、都市化に寄与し、織物産地に社会的・経済的変化を促した。手織機と異なり、力織機は手作業の代わりに機械化された一定性と速度を提供する。機械化された製織の技術的詳細については、一般的な機械織機の概説や、シャトルレスの発展に関する自動織機の解説が参考になる。基本部品と動作の入門としては、駆動軸とシャトルに関する基礎資料も有用である。