カピック(qəpik)とは:アゼルバイジャンの1/100通貨単位 — 歴史・硬貨一覧
カピック(qəpik)の起源・素材・流通一覧を写真付きで解説。アゼルバイジャンの硬貨の歴史やデザイン・額面ごとの特徴をわかりやすく紹介。
カピック(またはガピック、アゼルバイジャン語: qəpik)は、アゼルバイジャンの法定通貨単位であるアゼルバイジャン・マナトの1/100に相当する補助通貨単位(セントに相当)である。通称は「qapik」「qepik」などの表記が見られ、アゼルバイジャン国内では日常の小銭単位として用いられている。2006年のマナトの通貨単位変更(通貨のデノミネーション)によって新しい硬貨が発行され、現在は1、3、5、10、20、50カピックの6種類が流通している。
歴史と語源
qapikという名称は、ロシア語の「kopeyka(копейка)」に由来するとされ、語源的には「槍」を意味する語に結びつけられることが多い。ロシア皇帝時代以来、周辺地域では「コペイカ」やこれに由来する名称が補助通貨単位として広く用いられてきたため、現在はロシア・ルーブル、ウクライナ・フリヴニャ、ベラルーシ・ルーブルなどでも同様の単位が存在する(歴史的背景や名称の類似性については地域ごとに差がある)。また、旧ソ連圏や独立後の各国通貨改革の過程で、カピック(qapik)という呼称がアゼルバイジャンで定着した。
2006年の通貨改革(デノミネーション)
2006年に行われた通貨単位変更では、旧マナト(AZM)から新マナト(AZN)への切り替えが実施され、それに伴って新デザインのカピック硬貨が発行された。旧通貨からの換算や流通整理のための準備期間が設けられ、硬貨は順次流通に入った。
硬貨の種類と材質
現在流通しているカピック硬貨は以下の6種類で、材質や外観は額面ごとに異なる。
- 1、3、5カピック:銅めっきされたスチール製。小額の支払いに使われる最小単位。
- 10、20カピック:真鍮めっきされたスチール製で、光沢のある金色に近い外観。
- 50カピック:二色(バイメタル)構成の硬貨で、額面が大きく視認性が高い。
いずれの硬貨も片面(表面)には国家紋章や発行年などが配され、もう一方の面には額面と装飾模様(アゼルバイジャンの伝統的な文様や幾何学模様など)がデザインされている。硬貨の形状やエッジ(縁)の加工、図柄の細部は識別の助けとなっている。
流通と利用状況
カピック硬貨は日常の小額決済(おつり、公共料金の端数、店舗での小物購入など)で使用される。インフレや価格の端数処理により、店舗やサービスによっては価格を丸める慣行があるため、極めて小さな額面の流通度合いは地域や取引形態で差が出ることがある。しかし法定通貨としての効力は維持されており、支払い手段として引き続き受け入れられている。
デザインや記念硬貨
通常の循環硬貨に加え、記念行事や重要な出来事を記念して特別なコインが発行されることがある。これらはコレクター向けに鋳造されることが多く、限定的に流通する例もある。
まとめ
カピック(qəpik)はアゼルバイジャン・マナトの1/100に当たる補助通貨単位で、2006年の通貨改革以降、1・3・5・10・20・50の6種の硬貨が流通している。材質やデザインは額面ごとに異なり、日常の小額取引で広く用いられている。語源はロシア語の「kopeyka」に由来し、東ヨーロッパ・ユーラシア地域の類似通貨単位と歴史的につながりがある。

アゼルバイジャンのチャピック・コイン。上段が裏面、下段が裏面です。
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- アゼルバイジャン・マナト
質問と回答
Q: カピクとは何ですか?
A: qapikはアゼルバイジャンの通貨単位で、アゼルバイジャンのマナトの1/100に相当するものです。
Q: アゼルバイジャンマナトのどの通貨デノミネーションで、qapikが流通するようになりましたか?
A: 2006年のアゼルバイジャン・マナトの通貨デノミで、1、3、5、10、20、50 qapikが発行されました。
Q: 1、3、5カピックの硬貨はどのような材料で作られているのですか?
A: 1、3、5カピックの硬貨は、銅で覆われたスチール製です。
Q: 10枚と20枚のカピックコインはどのような材料で作られていますか?
A: 10と20のカピックコインは、真鍮で覆われた鋼鉄で作られています。
Q: 50枚のカピックコインの特徴は何ですか?
A: 50枚のqapikコインは2色です。
Q: qapikの語源は何ですか?
A: ロシア語で槍を意味する "kopek "から来ています。
Q: コペックという言葉は他にどんな通貨で使われていますか?
A: コペックという言葉は、ロシア・ルーブル、ウクライナ・フリヴニャ、ベラルーシ・ルーブルの通貨単位としても使用されています。
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