本文へ移動

QRpedia:QRコードでWikipediaに多言語アクセス

QRpediaは、QRコードと端末の言語設定を利用して、閲覧者が希望する言語のWikipedia記事を提供するウェブサービスです。博物館、史跡、文化機関などで広く利用されています。

概要

QRpediaは、QRコードをWikipediaのコンテンツに結び付け、携帯端末の利用者が希望する言語で記事を提供するサーバーベースのシステムです。来訪者がQRpediaへのリンクを埋め込んだQRコードを読み取ると、このサービスは利用可能な場合に適切な言語版のWikipedia記事を選択し、利用者の端末に表示します。その目的は、個別の印刷ラベルや翻訳を多数用意することなく、百科事典的な情報へ多言語で必要に応じてアクセスできるようにすることです。

画像ギャラリー

10 画像

仕組み

中核となる仕組みは、モバイルブラウザの言語設定と、Wikipediaにおけるコンテンツの利用可能性に基づいています。QRコードは特定の一言語版ページへ直接ではなくQRpediaサービスを指し、サービスは端末の言語設定(たとえばAccept-Language)を確認したうえで、対応するWikipedia記事を取得するか、その記事へリダイレクトします。要求された言語版が利用できない場合、利用者には言語の選択肢または既定の記事が提示されます。

特徴と機能

  • 多言語での提供:言語版が存在する場合、該当する言語エディションを自動的に選択します。
  • 端末に依存しない設計:一般的なスマートフォンのブラウザとQRコードスキャナーで利用できます。
  • 分析に対応:運営者は利用統計を収集し、どの言語や記事へのアクセスが多いかを把握できます。
  • 簡単な運用:機関は、言語ごとに異なるURLを用意する代わりに、記事識別子にリンクするQRコードを生成します。

沿革と開発

QRpediaは、文化機関が多数の印刷翻訳を制作せずに、展示物についてより充実した多言語情報を提供できるよう開発されました。2011年にRoger BamkinとTerence Edenによって作られ、最初に英国の博物館で導入されました。このサービスはWikipediaのオープンコンテンツを記事の情報源として活用し、WikipediaのAPIと連携して、来訪者ごとに最適な言語の一致を探します。

利用例

博物館、美術館、史跡、図書館、観光名所では、海外からの来訪者に対する解説を充実させるためにQRpediaが利用されています。1枚のラベルや展示パネルでも、多くの言語の話者に対応できます。コードを読み取れば、Wikipedia上で利用可能な場合、画面上に即座に背景情報、追加リンク、マルチメディアが表示されます。文化施設以外でも、関連するWikipediaページの探索を促すため、地域プロジェクトや教育プログラムで時折利用されています。

主な相違点

QRpediaは、自動的な言語交渉を行い、直接の翻訳がない場合には代替案を提示できる仲介役として機能する点で、単純なQRコードからURLへのリンクとは異なります。Wikipediaに依存するため、情報の範囲と詳細さは、特定の主題について各言語版で記事がどの程度発展しているかに左右されます。Wikipediaとその多言語コンテンツについては、Wikipediaを参照してください。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com QRpedia:QRコードでWikipediaに多言語アクセス

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/80348

共有

出典