クイーンズボロ橋(エド・コッチ・クイーンズボロ・ブリッジ)とは ニューヨークのカンチレバー橋の歴史・構造・アクセス
クイーンズボロ・ブリッジは、ニューヨーク市のイースト・リバーに架かるカンチレバー橋です。この橋は、マンハッタンの端が59丁目と60丁目の間にあることから、59丁目橋とも呼ばれている。1909年に完成しました。クイーンズボロ・ブリッジは、マンハッタンのミッドタウンと、クイーンズ区のロングアイランド・シティを結んでいます。この橋はルーズベルト島の上を通っています。橋の長さは7,449フィート(2,270メートル)です。この橋は2011年にニューヨーク市長のエド・コッチにちなんで改名されました。現在の正式名称は「エド・コッチ・クイーンズボロ・ブリッジ」です。
概要と呼称
一般には「59丁目橋(59th Street Bridge)」という通称で呼ばれることが多く、改名後も地元では旧称が広く定着しています。設計はカンチレバー(張出し)方式のトラス構造で、ルーズベルト島を挟む形で複数のスパンから成っています。自動車道のほか、歩行者・自転車通路も整備されています。橋を通る車道はニューヨーク州道25号線に指定されています。
歴史
20世紀初頭に建設され、1909年に開通しました。当時、この橋の主要なカンチレバースパンは北米で最も長いもので、約1909年から1917年ごろまでその記録を保持していました。完成以来、交通需要の変化や老朽化に伴う補修・改修が断続的に行われており、歩行者通路や自転車通路の整備、塗装・トラスの補強などの大規模工事が実施されています。2011年の改名は市政の決定で行われ、賛否両論がありましたが公式名称として定着しています。
構造と特徴
- 構造形式:カンチレバー式トラス橋。複数の張出しスパンと中央の懸垂スパンから成る。
- 全長:7,449フィート(2,270メートル)
- 通行区分:自動車道のほか、歩行者・自転車通路を備える。かつては鉄道や路面電車などが通行していた区間もあり、用途の変遷があった。
- 近接交通:北側にはルーズベルト島とマンハッタンを結ぶトラムウェイがあり、橋とともにこの一帯の重要な移動手段になっている。
交通・アクセス
橋は自動車の主要路線として機能する一方、徒歩や自転車でも渡ることができます。橋のマンハッタン側・クイーンズ側いずれからも公共交通機関でアクセス可能で、ルーズベルト島へは徒歩だけでなく、隣接するトラムウェイ(マンハッタンからのアクセス)も利用できます。観光や通勤のルートとして使われるほか、通行時間帯によっては混雑することがあるため、時間に余裕を持つことをおすすめします。
周辺の見どころと文化的意義
ブリッジからはマンハッタンのスカイラインやルーズベルト島の景色を一望でき、写真撮影の人気スポットです。橋自体も長年にわたりニューヨーク市民の生活に深く関わってきた存在で、サイモン&ガーファンクルの楽曲「59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)」など、大衆文化にも登場します。近隣にはロングアイランド・シティやミッドタウンの観光スポット、ルーズベルト島の公園・記念施設などもあり、散策ルートとして楽しめます。
利用上の注意
- 車道は主要幹線のためラッシュ時は混雑します。公共交通機関や自転車、徒歩での利用も検討してください。
- 歩行者・自転車用区画は整備されていますが、他の利用者への配慮(速度制限やすれ違い時の注意)が必要です。
- 橋の補修工事や特別イベントにより通行制限が行われることがあるため、事前の情報確認をおすすめします。
質問と回答
Q: クイーンズボロ・ブリッジとは何ですか?
A: クイーンズボロ橋は、ニューヨークのイーストリバーに架かる片持ち橋です。
Q: なぜこの橋は59th Street Bridgeという名前もあるのですか?
A: この橋は、マンハッタンの端が59丁目と60丁目の間にあるため、59丁目橋という名前もあります。
Q: クイーンズボロ・ブリッジはいつ完成したのですか?
A: クイーンズボロ・ブリッジは1909年に完成しました。
Q: クイーンズボロブリッジはどこを結んでいるのですか?
A: クイーンズボロブリッジは、マンハッタンのミッドタウンとクイーンズ区のロングアイランドシティを結んでいます。
Q: クイーンズボロ・ブリッジの長さはどのくらいですか?
A: クイーンズボロ橋の長さは、7,449フィート(2,270m)です。
Q: クイーンズボロ橋が改名されたのはいつですか?
A: クイーンズボロ・ブリッジは、2011年にニューヨーク市長のエド・コッチ氏の名前にちなんで改名されました。
Q: クイーンズボロ・ブリッジの正式名称は何ですか?
A: クイーンズボロ橋の現在の正式名称は「エド・コッチ・クイーンズボロ橋」です。