リハーサルとは?意味・種類(ドレス/セクション/公開/テクニカル)を解説
リハーサルの基本からドレス・セクション・公開・テクニカル別の役割と注意点を分かりやすく解説。舞台・音楽関係者必読の実践ガイド。
リハーサルとは、劇場などでコンサートや芝居をする前に行う練習のことです。演奏者や俳優、舞台スタッフが集まり、演技・演奏・照明・音響・舞台転換などを確認して、本番で問題が起きないように仕上げていきます。本番の環境(ホールの響き、舞台の広さ、客席との距離など)に慣れるために、同じ会場でリハーサルを繰り返すことが多いです。
リハーサルの目的
- 演奏・演技の統一:テンポ、フレージング、間(ま)の取り方などを合わせる。
- 舞台技術の確認:照明、音響、舞台転換、小道具の扱いなどを実際の動きで試す。
- 安全確認:転換や特殊効果が事故なく行えるか、スタッフ間の合図が通じるかをチェックする。
- 本番環境への慣れ:会場の響きや舞台の広さを把握し、声量や演出の調整を行う。
主なリハーサルの種類
ドレスリハーサル(いわゆる「ドレスリハ」や、劇場ではゲネプロ(ゲネラルプローベ)と呼ばれることもあります)は、本番直前の最終確認を行うリハーサルです。劇場で俳優が衣装を着ることからその名が付きました。オーケストラや音楽グループの場合は、必ずしも正装を着る必要はなく、「本番と同じ条件で行う最終通し」という意味合いで使われます。ドレスリハーサルでは、本番と同じ照明・音響・舞台装置で最後の調整を行います。
セクションリハーサル(セクショナル)は、オーケストラや合唱などで各楽器・パートごとに分かれて行うリハーサルです。たとえば弦楽器パートだけで集中的に練習し、特に難しいパッセージやアンサンブルの合わせを細かく行います。これは全体で通すと見落としがちな微妙な音色やアーティキュレーションを揃えるのに便利です。
公開リハーサルは、一般の観客が見学できるリハーサルです。オペラハウスではドレスリハーサルが公開されることが多く、入場が無料または低料金の場合があります。公開リハーサルでは、急な変更や演出の確認で予定が前後したり、一部本番と異なる進行(歌手が声を節約して小さめに歌う「マーキング」を行う等)になることがある点を観客は理解しておく必要があります。
テクニカルリハーサルは、照明、音響、舞台装置、小道具、特殊効果など技術的な要素を中心に行うリハーサルです。実際に機材を動かしてキュー(合図)を出し合い、立ち位置やタイミングを確認します。舞台では「キュー・トゥ・キュー(cue-to-cue)」と呼ばれる、場面と場面の間を飛ばして要所だけ確認する進め方が採られることもあります。
現場でよく出てくる用語と進め方
- 通し(ランスルー):最初から最後まで中断せずに演奏・上演すること。本番を想定した練習。
- マーキング:歌手が声を節約するために小さめに歌うこと。公開リハーサルや長時間のリハでよく行われます。
- キュー:照明や音、装置などを動かす合図。正確なタイミング確認が重要。
- サウンドチェック:音響のバランスを調整するためのチェック。コンサートで重要。
リハーサルに関する実務的な注意点・マナー
- 公開リハーサルの観客は、カメラ撮影や録音の可否、携帯電話の電源オフなど会場のルールを必ず守る。
- 出演者・スタッフはウォームアップや声の温存(特に歌手)を心掛ける。長時間のリハでは声や体調管理が重要。
- 開始時間に遅れない。舞台裏での打ち合わせや準備があるため、余裕を持って集合する。
- テクニカルリハーサルでは安全確認が最優先。床の状態や段差、ワイヤー等に注意する。
最後に
リハーサルは単なる練習以上のもので、本番を安全かつ高品質にするための総合的な準備です。演奏者・俳優・スタッフがそれぞれの役割を理解し、コミュニケーションを取りながら進めることで、本番の成功につながります。
質問と回答
Q:リハーサルとは何ですか?
A:リハーサルとは、劇場などでのコンサートや演劇などの公演の前に、出演者グループが集まって行う練習のことです。
Q: ドレスリハーサルとは何ですか?
A:ドレスリハーサルとは、本番前の最後のリハーサルのことです。劇場では、役者はこの間に衣装を身につけます。音楽グループの場合は、最後のリハーサルということで、本番で使用するホールで、すべてが本番通りになるようにすることです。
Q: セクションリハーサルとは何ですか?
A: セクションリハーサルとは、例えば弦楽器をまとめてリハーサルするなど、各楽器のグループを分けてリハーサルを行うことを指します。例えば弦楽器は全員一緒にリハーサルを行うなど、各楽器が別々にリハーサルを行うことで、自分にとって難しいパートに集中したり、ボウイング技術について話し合ったりすることができます。
Q: 公開リハーサルとは何ですか?
A:公開リハーサルとは、一般の人が見学できるリハーサルのことで、無料で参加できたり、公演のチケットより安い値段で参加できることもあります。観客は、何か問題が発生した場合、公演を中断して再度リハーサルを行う必要があることを理解する必要があります。
Q: 歌手はリハーサル中、どのようにして声を貯めているのですか?
A:本番ほど大きな声で歌わないことで、声を節約することがあります。このテクニックは「マーキング」と呼ばれています。
Q:テクニカルリハーサルではどのようなことを練習するのですか?
A:劇場でのテクニカルリハーサルでは、照明や小道具の使い方などの練習をします。
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