ライノウイルス
ライノウイルスは、ヒトに最も多く存在するウイルスで、風邪の主な原因となっています。鼻に感染するため、「ライノウイルス」と呼ばれています。症状は非常によく知られており、上気道全体、つまり鼻から喉までが侵されます。子どもは年に6〜12回風邪をひくと言われています。
生存に最も適した温度は33℃から35℃である。鼻腔は外気に対して開放されているため、鼻の中に生息するのはこのためと思われる。
ライノウイルスは、表面タンパク質の種類によって99種類に分類されます。ライノウイルスの粒子の直径はわずか30nm。他のウイルスに比べるとはるかに小さく、10倍以上の大きさのものも少なくない。