ルーゴのローマ式城壁 — 紀元3世紀に築かれた全長2km超の世界遺産
ルーゴのローマ式城壁—紀元3世紀築、全長2km超の世界遺産。保存良好な石壁と塔を巡る歴史散策ガイド、見どころとアクセス情報。
ルーゴのローマ式城壁(スペイン語、ガリシア語:Muralla Romana de Lugo)は、紀元後3世紀に建設されました。この城壁は、ローマ帝国末期の要塞として作られた。現在もほぼ原型をとどめている。ガリシア州(スペイン)のルーゴの歴史的中心部の周りに2キロメートル(1.2マイル)以上にわたって広がっています。城壁は丘の上にあり、真正面に広い溝がある。城壁の高さは平均約10メートル(33フィート)、厚さは最大8メートル(26フィート)です。城壁の前面には、直径13メートル(43フィート)の半円形の塔が並んでいます。城壁は、地元で採れる片岩で造られています。城壁は世界遺産に登録されている。
歴史的背景
ルーゴの城壁は、3世紀末の危機期(帝国の前線防衛や内乱、ゲルマン系民族の侵入が相次いだ時代)に築かれたと考えられています。建設当初は軍事的要塞としての機能を持ち、都市を外敵から守るとともにローマの行政・軍事支配の象徴でもありました。中世以降も城壁は都市の輪郭を決め、住民の生活圏や道路網に大きな影響を与え続けました。
構造と建築の特徴
- 全長・規模:城壁は円環状に都市を取り囲み、全長は約2.1キロメートルに達します。内部には歴史的中心街が収められ、城壁が都市景観の骨格を成しています。
- 材質:地元産の片岩(スレート)を主材料に用い、石材は堅牢に積み上げられています。石組みや石材の配置はローマ時代の技法を基盤に、時代を経て補修が加えられています。
- 高さ・厚さ:平均高さは約10メートル、最大で約8メートル程度の厚さを持ち、歩道と通路を備えた上部構造が特徴です。
- 塔と門:外側に向かって半円形の塔が規則的に並び、防御力を高めています。城壁にはかつての出入口(門)が複数あり、今日でも当時の門跡や改修された門を通じて城内外を行き来できます。
- 通路:城壁の上部には巡歩道が整備されており、城壁を一周できる形で保存されています。上からはルーゴの歴史地区や周囲の景観が一望できます。
保存・修復と文化的価値
ルーゴの城壁は長年にわたって使われ続けたため、原形が良好に保たれています。中世・近世・近代にかけて部分的な補修や改造が行われましたが、全体としてローマ時代の輪郭を保っている点が評価されています。ユネスコはこの遺構を高く評価し、2000年に世界遺産(文化遺産)として登録しました。その理由には、「保存状態の良いローマ城壁の希少な例であること」と「都市の歴史的な発展を示す一貫した遺構であること」が挙げられています。
観光と利用
現在、城壁は観光資源として整備されており、訪問者は城壁上の遊歩道を歩いて一周することができます。城壁からは旧市街の教会や広場、周辺の丘陵風景を眺められ、写真スポットとしても人気です。周辺には博物館や歴史的建造物、地元の飲食店も多く、ルーゴの歴史散策と合わせて楽しめます。
意義と保全上の課題
ルーゴの城壁は、ローマ都市の防衛施設が現代まで形を留めている極めて重要な事例です。保存管理には風化対策や都市化による影響の緩和、観光と遺産保護の両立などが求められます。地域と国の協力による定期的な調査・修復と、住民・訪問者への教育が今後も重要です。
補足:訪問を計画する際は、現地の案内表示や博物館、観光案内所で公開情報や開放時間、イベント情報を確認するとよいでしょう。
画像
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10の門の位置を示した城壁の地図
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ローマ時代の5つの門のひとつ「サン・ペドロ門」(Porta de San Pedro
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壁の上の歩道
質問と回答
Q: ルーゴのローマ帝国時代の城壁はいつ建設されたのですか?
A: ルーゴのローマ帝国時代の城壁は、紀元3世紀に建設されました。
Q: 城壁は何のために作られたのですか?
A: ローマ帝国末期の要塞として作られました。
Q: 城壁は現在も残っているのですか?
A:はい、現在もほぼそのまま残っています。
Q:城壁はどこまで続いているのですか?
A: 城壁は、ガリシア州ルーゴの歴史的中心部の周囲2キロメートルに広がっています(スペイン)。
Q: 城壁の隣の丘の上には何があるのですか?
A: 城壁は丘の上にあり、その真正面には広い溝があります。
Q: 城壁の高さと厚さは平均してどれくらいですか?
A: 高さは平均約10メートル、厚さは最大8メートルです。
Q: 世界遺産に登録されましたか?
A:はい、世界遺産に登録されています。
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