『ローマの部屋』(2010年の映画)
『ローマの部屋』は、ローマのホテルで出会った二人の女性が、欲望、記憶、アイデンティティーを見つめながら一夜を過ごす姿を描く、フリオ・メデム監督による2010年のスペイン製官能恋愛ドラマ。
概要
『ローマの部屋』は、親密なロマンスと官能ドラマを融合させた2010年のスペイン映画である。監督・脚本はフリオ・メデム。ホテルの一室で出会った二人の女性が、たった一晩を共に過ごすなかで語り合い、それぞれの個人的な過去を明かし、短くも激しい性的・感情的な結び付きを育んでいく。批評家や観客からは、閉鎖的で演劇的な空間のなかで誘惑と自己発見を前景化する、人物中心の作品と評されている。ジャンルの概説については、官能ロマンスを参照。
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1 画像製作と出演者
少人数のキャストと限られたロケーションが特徴であり、台詞と演技に焦点を絞った舞台劇のような雰囲気を生み出している。主演はエレナ・アナヤとナターシャ・ヤロヴェンコで、二人の演技が作品を支えている。主要撮影はローマ市内およびその周辺と、マドリード近郊のスタジオで行われ、現地撮影の場面と統制された室内場面が組み合わされた。公開は2010年4月であった。
主題と演出
主要な主題には、欲望、アイデンティティー、記憶、そして幻想と現実の境界がある。クローズアップを多用した画面構成、長回し、慎重に設計された照明によって親密な空気を作り出し、緊張感の多くは会話と、個人的な秘密が徐々に明かされる過程から生まれる。同性愛の惹かれ合いと束の間の出会いが持つ感情的な複雑さに焦点を当てるため、映画におけるレズビアンの関係をめぐる議論のなかでも位置付けられるが、主人公たちはある運動の代表者としてではなく、一人ひとりの個人として描かれている。
評価と意義
本作への反応は賛否両論だった。多くの評者は主演女優二人の演技と映像面での自信に満ちた表現を称賛した一方、筋書きが薄い、あるいは官能的な要素が人物描写の発展を覆い隠しているとする意見もあった。時を経て、現代スペイン映画やクィアを主題とするヨーロッパ映画の概説では、官能的題材に対する監督主導のアートハウス的アプローチの一例として取り上げられている。
主な事項
物語の大半が一つの部屋に限定されていることから、本作はしばしば舞台劇や単一セットのドラマと比較される。セクシュアリティー、演技、そして舞台設定が対人ドラマを形作る方法を映画がいかに扱うかに関心を持つ観客や研究者にとって、現在も興味深い作品である。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 『ローマの部屋』(2010年の映画) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/84043
出典
- variety.com : "Review: Room in Rome"
- rottentomatoes.com : "Room in Rome"